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◎ドゥラエレーデ

東京スポーツ杯は毎年後のG1勝ち馬を多数送り足している２歳馬の登竜門だが、今年も有力馬が集まった高レベル戦だったように思う。中でも差し有利のコースで先行策、４角先頭から差の無い４着に粘り込んだドゥラエレーデのスピードと底力を高く評価したい。フルゲート18頭が揃ってある程度ペースが流れそうな一戦。有力馬の中には緩い流れの瞬発力勝負で勝ち上がってきた馬も見られる中、前走で５F58.9秒の速い流れに対応した経験が活かせる。ドゥラメンテ産駒で母の半兄がサトノダイヤモンドという血統。東京1800Mの速い上がり勝負から、後方待機組の瞬発力が削がれる中山2000Mの速い流れに替わってパフォーマンスを上げる可能性は十分。さらに鞍上は芝・ダートとも期待回収率100％超のムルザバエフ騎手。激走の余地おおいにありと見て期待したい。

○ハーツコンチェルト

前走東京スポーツ杯では◎に勝るとも劣らない強い競馬。スタートでまともに出遅れ、ペースが流れたので最後方追走。直線外に持ち出して追い込んだがあと一歩及ばなかった。とはいえ新馬戦の圧巻の８馬身差勝ちに続いて能力の高さは十分示したし、速いペースを追い掛けた経験もプラスだろう。距離が2000Mに延び、まともにスタート出れば中団くらいにはつけられるのではないか。好状態を維持しているし、差しが利くようになった馬場。好走の可能性は高いだろう。

▲ヴェルテンベルク

前走京都２歳Sは内回り2000M戦の多頭数15頭立てとホープフルSに近い舞台設定。スタートひと息で４角でも揉まれ込んで外に弾かれる不利がありながら、泥臭くしぶとく伸びて３着した競馬は立派だった。さらに相手は強くなるが、前走の競馬が出来れば相手なりに走ってくる可能性は十分。