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レース質と狙い方
良馬場の東京で先行馬手薄なメンバー構成であればスロー濃厚。高速馬場なら高速の上りが求められ、スピード系が活躍するが、良馬場スローであればスタミナや持続力のある先行馬が前で残せる条件。

◎　6ペプチドナイル
スタミナや持続力を活かすタイプの馬。前走は休み明けの太め残りで、道中も馬群で砂被りや揉まれる形で不完全燃焼。評価しているのは3走前で、中京1900mというタフな舞台を前半ハイペースで逃げて、前が崩れて差し決着の中を3着に残したスタミナや持続力は相当なもの。2走前はキスラーに着差は付けられたが、高速上り勝負では分が悪かったし、それでも上り時計35.5秒の脚で3勝クラス突破のメイショウフンジンに先着した内容は強く、本来のスタミナや持続力がいる条件でなくても、高いパフォーマンスを発揮した。今回は良馬場東京の先行馬手薄な条件で、この馬のスタミナや持続力が活かせる条件に加え、太め残りの前走を叩いて鞍上強化であればここは勝ち負け。

〇　5ショウナンアーチ
昇級後の2戦は見せ場なく終わっているが、2走とも砂を被り揉まれる形で力を出し切れていない。本来揉まれず被らず運んで高いパフォーマンスを維持してきただけあって、近走は短縮に加え馬群の競馬での敗戦には理由が付く。今回枠は外ではないが、先行馬手薄なメンバーに延長ローテであれば揉まれる競馬になるリスクは減り、陣営も積極策でと言っているのはプラスに考えていいだろう。また、切れる脚はないがスタミナや持続力を活かすタイプなだけあって、東京であれば良馬場条件でないと切れ負けしてしまうのは、3.4走前の東京を見ての通り。今回の条件はこの馬の適性条件。自力的にも3走前に同条件の東京良馬場2100mで今回人気のトモジャリア、ダノンブレッドを下しての昇級であれば、自力的にも十分に通用する。