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　クラシックへの登竜門となるレースで、いちょうS当時から過去10年の勝ち馬のうち5頭がGI馬となっている。今年もクラシック候補に注目だ。
　コマンドラインのスケールが魅力だ。ディープインパクト産駒でデビュー前から関係者の評価が高かった逸材。6月の東京マイルの新馬1着は余裕残しの仕上げでエンジンのかかりが遅かったが、最後は豪快に伸びて3馬身突き放した。兄アルジャンナは東スポ杯2歳Sでコントレイルに続く2着の素質馬だが、馬体の良さは抜群で潜在能力は兄をはるかに上回る。牡馬クラシックにはまだ無縁の国枝師がこの馬でダービー制覇をと期待を懸けている。ここを目標に態勢は整っており豪脚で圧倒する。
　強敵はステルナティーアだ。GI馬ステルヴィオの妹で新潟マイルの新馬1着で3F32秒7の強烈な切れ味を発揮した。上がりの速い新潟だけに数字は過信できないが、それでも3馬身突き抜けた勝ちっぷりは強かった。センスと瞬発力は非凡で、切れ味比べで逆転を狙う。2頭の一騎打ちだろう。
　他馬では差がある。末脚確かなスタニングローズが3着候補。ここは3連単2点勝負だ。