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キズナはディープインパクト系であること、そしてキズナ自身の現役時代の走りから、産駒も芝タイプと思われがちだが、実は産駒全体としては芝とダートの好走率に大きな差はない（芝：勝率10.3％、複勝率27.7％。ダート：同9.7％、27.1％）。しかもこれが牡馬のみのデータになると（芝：同9.5％、26.3％。ダート：同10.9％、30.7％）とダートの好走率が上回る結果となる。３歳夏あたりから牡馬はダートのほうが合う産駒が増えてくるのだ。
加えてダートの単勝回収率は123％とダート出走全馬の単勝を買ってもプラスになるほどで、牡馬の適性はダート寄りだということは覚えておきたい。
なかでも1400mと1800mは得意条件で、今年は世代的にも例年以上に互角以上にわたりあっている３歳馬のキズナ産駒ローウェルに期待をかけずにはいられない。
ローウェルの前走はダートのなかでも勝率の低い1600mに加えて、重賞への出走。暑さも影響して14着に大敗したが、今回は自己条件かつ適性の高い1800mへの出走で、さらに内枠の逃げ・先行馬が恵まれやすい中京ダート1800mなら勝つチャンスは非常に大きい。好走を期待したい。
相手にも内枠の先行馬を中心に、あくまでローウェルを１着に据えた馬券で勝負したい。