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【展開・脚質】
過去10年のAJCCでは比較的スローで流れることが多く、馬券に絡んだ30頭のうち24頭が4コーナーで6番手以内にいた馬で、逃げ・先行馬もしくは3コーナーから早めにスパートをかけられる馬が好走しています。
また、オールカマー同様、中山2200M特有の3,4コーナーにかけて一気にペースアップするので、スタミナのない馬は最後の急坂で失速しています。
過去の好走馬には、3000M以上や中山2200〜2500Mで実績のある馬の好走が目立ちます。

【馬場】
中山芝コースはCコース4週目。
開催が進むにつれ、先週から内の芝が傷んできており、直線では外を通った馬が伸びていました。
また、時計も掛かるようになり力の要る馬場なので、瞬発力よりもスタミナを重視したい1戦です。

【推奨穴馬】
想定8番人気のラストドラフトを挙げます。
昨年のAJCC3着ですが、スロー展開と4コーナーで大外をまわるロスがあったにも関わらず、この馬は後方から3着まで追い込んできており、実質1番強い競馬をしていたと思います。
2走前は久々の分、直線で伸び切れなかったが、前走はGII2着と内容良化。
叩かれて更に気配は上向いているので、得意コースなら好勝負可能と見ます。

また、全く人気にならなさそうなジャコマルは穴をあけても不思議ではない存在。
前走はスローで展開が向いた逃げだったが、終いの脚もしっかりしており、負かした3,6,8着馬は次走勝ち上がっており、ハイレベルなレースでした。
スタミナ豊富な馬なので、ここも単騎で行ければ残す可能性は十分に考えられます。

【人気馬の取捨】
想定1番人気はアリストテレス。
前走の菊花賞は、コントレイルにクビ差まで迫る上がり最速の2着。
スタミナは世代屈指と言っても過言ではありません。
2走前に2200Mを勝っていますが。その時もタイム優秀で、負かした2,3着馬もその後強い内容で勝ち上がっています。
直前の追い切りを見るとまだ良くなる余地はありますが、4歳牡馬3頭の中では頭1つ抜けています。
本命に近い対抗評価です。

人気馬の中で最も軽視したいのは想定3番人気のヴェルトライゼンデ。
厳しいペースになった皐月賞や、3000Mの菊花賞では直線見せ場なく脚があがっていた。今回出来は良さそうだが、スタミナ勝負になりそうなここでは分が悪い。この人気なら割り引きが必要だと思います。