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先週の傾向を見ると、京都の直線は内の芝がかなり傷み、今週も外が伸びることが想定されます。
直近10年の京都牝馬Sの傾向を見ると、逃げ馬が［1-0-1-8］と不振傾向にあり、4コーナーで10番手より後ろでレースした馬がすべての年で馬券に絡んでいるなど、差し有利の傾向にあります。ただ、昨年はペースが速くなったものの、それ以前の9年は800M通過が46.9〜49.4秒で流れ、比較的スローで流れることが多いです。
今年は、秋華賞でハイペース逃げを見せたビーチサンバがペースの鍵を握ると思っていました。しかし、厩舎コメント（大江助手）からは「道中はある程度じっとして運びたい」とのコメントがあり、ハイペースでは逃げないことが想定されます。そうなれば、他にハイペースで逃げそうな馬が見当たらないので、内めを引いたメイショウグロッケがスローでレースを引っ張るのではないかと見ています。


【推奨穴馬】
本命は想定16番人気の◎プリディカメント。
まだキャリア10戦の馬ですが、芝の短距離戦に限れば［3-1-0-1］。今回は、前走から1ハロンの距離延長になりますが、デビュー当初は1700〜1800Mで走っていましたし、体型的にも1400Mはこなせると思います。特に、この馬の決め手は非凡で、前々走の浜松Sでは、後のシルクロードS2,3着馬相手に引けのとらない末脚を見せており、ここでも十分通用する決め手はあります。外差しで結果を出してきたこの馬にとって、まさに今の京都の馬場も合ってるでしょう。かなり人気薄ではあるものの、穴をあける可能性は十分にあると見ています。

対抗は想定13番人気の○メイショウグロッケ。
先ほど記載したように、レースを引っ張りそうなのがこの馬。逃げ馬が不振のレースですが、前に行けばかなりしぶとい脚を使います。前走のターコイズSでは、コントラチェックのハイペース逃げによって、前に行った馬は14,15,16着に沈みましたが、前に行った組では勝ち馬とこの馬が掲示板に入り、ハイペースでも崩れないことを証明しました。自分のペースでレースができれば大いにチャンスはありそうです。


【人気馬の取捨】
想定1番人気はシゲルピンクダイヤ。
元々、マイル以下の距離に適性がありそうな馬。ただ、前走のターコイズSは展開も向きロスのない競馬をした割には、上位2頭に離されてしまい、力負け感が否めません。ただ、ここでは決め手上位で、今の京都の馬場も合いそうです。相手には入れておいた方が良さそうです。

想定2番人気はサウンドキアラ。
人気どころでは、この馬が危険な人気馬だと思います。直近10走中9走は馬券内と一見成績は安定していますが、近走はかなり相手にも恵まれていますし、レース内容もスローで先行押切の競馬が多く展開にも恵まれています。キレる脚がないので、ここでは分が悪いと思います。

想定3番人気はビーチサンバ。
前走の秋華賞は、まさかのハイペース逃げで5着。前に行ったコントラチェック、ダノンファンタジーがバテて脱落する中、この馬は掲示板を確保しており、勝ち馬の次いで評価できる内容だったと思います。ここでもハイペースで逃げれば勝ち負け必至かと思いましたが、厩舎コメントの内容からも番手で競馬をする可能性が高く▲としました。ただここで勝ち負けする力もあり、馬券内に絡む可能性の高い馬だと思います。


【京都芝1400Mの傾向】
（Good）
・父ロードカナロア産駒が好成績。
　（→該当馬：ドナウデルタ）

・北村友、ルメール騎手が好成績。
　（→該当馬：ドナウデルタ、アルーシャ）

・中枠が好成績。特に、5枠の勝率10.8%、連対率19.2%、3着内率27.5%はいずれもトップの数値。
　（→5枠：プールヴィル、ディメンシオン）

（Bad）
・父ステイゴールド、キンシャサノキセキ産駒が不振。
　（→該当馬：リナーテ、モアナ）

・和田、藤岡祐騎手は不振。
　（→該当馬：シゲルピンクダイヤ、ディアンドル）