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外回りの京都芝2200Mは、内回りの京都芝2000Mより直線距離が約75M長く、逃げ有利の京都芝2000Mに比べて、差しが決まりやすいのが特徴です。
また、京都は開催が進むにつれ内の馬場が傷み、先週の傾向を見ると今週も外が伸びそうです。
直近10年の京都記念では、（1コーナー時）逃げた馬は［1-1-0-8］と不振。1000M通過タイムが60秒を下回る年がなく、一方で63秒を上回る超スローとなった年は4度あるなど、比較的スローで流れる傾向はあるものの、逃げ馬は苦戦しいられています。しかし、先行馬は好成績で、10年中9年の勝ち馬は（1コーナー通過時）4番手より前でレースしていた馬でした。ある程度前めにつけられ、好位から外差しする馬に勝機がありそうです。
また、血統面ではディープインパクト産駒が7年連続馬券内に来ており好相性ですが、年齢別では7歳馬が［0-1-0-21］と不振なので、基本的には4〜6歳馬で馬券を組み立てた方が良さそうです。

【人気馬の取捨】
想定1番人気のカレンブーケドールと想定2番人気のクロノジェネシスが人気の中心となりそうです。この4歳牝馬2頭の比較ですが、同じ京都で開催された秋華賞で直接対決をしており、その時は1着クロノジェネシス、2着カレンブーケドールでした。秋華賞では異例の超ハイペースとなり、先行勢には苦しい展開の中、クロノジェネシスはカレンブーケドールより前でレースし、迫られてからも突き離す強い内容。現状、京都の舞台ではクロノジェネシスに分がありそうです。また、クロノジェネシスは秋華賞時、陣営が8割の出来と言うほど追い切りでも動けていない中で勝っているので、仕上がりの良さそうな今回は軸と信頼して良さそうです。クロノジェネシスを本命とし、カレンブーケドールは対抗評価です。日曜の京都は雨予報ですが、2頭とも重馬場でも実績があるので、馬場が重くなっても評価は変わりません。

想定3番人気はステイフーリッシュ。前走のAJCCではスローを2番手でレースし2着。これ以上ない満点の騎乗でしたように思えます。あれ以上のパフォーマンスを望むのは酷ですが、京都芝2200Mでは重賞で［1-1-0-0］と好相性の良いコース。持続した脚を使えるので勝ち負けまでは厳しくても好勝負は期待できそうです。

想定4番人気はクラージュゲリエ。約9ヶ月ぶりのレースということもあり、追い切りでも多少重々しさが残る印象。京都は重賞を勝っている舞台で、コース適性があり、成長分も見込めますが、重い印は打てないのが本音です。人気馬の中では最も信頼度が低い馬だと思います。

【京都芝2200Mの傾向】
（Good）
・父ディープインパクト産駒が好成績。
　（→該当馬：カレンブーケドール）

・シュタルケ騎手が好成績。
　（→該当馬：ノーブルマーズ）

・差し馬有利。

（Bad）
・岩田康、和田騎手は不振。
　（→該当馬：ステイフーリッシュ、アメリカズカップ）

・逃げ馬不振。