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クラシックへの登竜門として年明けの京都外回り1600ｍで開催されるシンザン記念。過去10年の連対馬は11年のオルフェーヴルをはじめ、ジェンティルドンナ、ミッキーアイル、ジュエラー、アーモンドアイと、実は直近の三冠達成馬3頭は全てこのシンザン記念を経由している。

今年は例年にも増して牝馬勢が人気を集めそうで、現状のオッズを見るとGI2勝馬フィエールマンの下で前走の新馬戦を5馬身差で圧勝したルーツドールが抜けた1番人気か。

そのほかアルテミスS2着のサンクテュエール、武豊騎手鞍上のディープインパクト産駒、オーマイダーリンなども牝馬ながら人気を集める。

ルーツドールはいかんせん馬体が明らかに中距離〜クラシック向き。調教師もマイルは若干忙しいことをコメントで言っているようだし、前走もそこそこ流れたが、今回は重賞で前回以上にマイル寄りの流れになった場合に対応できるかがカギ。

2番人気のサンクテュエールはこの時期の牝馬の輸送が非常に心配で、アルテミスSのレースレベル（もちろんリアアメリアはアルテミスS組では断トツに指数は高いが）も正直重賞レベルではないし、ここが一番の危険馬になりそう。

タガノビューティーは前走よく来たなという印象だったが、朝日杯はかなりのハイペースでラスト1Fは12.4と大きく失速しており、ダートで上がりを使える馬が来る絶好の条件だった。グレードは落ちるとはいえあれ以上を芝のレースで望むのは厳しいと考えるのが妥当。

本命は◎プリンスリターン。

タガノビューティーと同じく朝日杯組だが、タガノビューティーよりも前で競馬できるのは大きな魅力。京都コースは初めてだが、母父が京都外回り得意なマンハッタンカフェなのでそこまで気にしていない。