netkeiba

火曜、水曜と川崎は上手くハマってくれました。先週後半の地方休養が良かったかも。

当たった皆さん、おめでとうございます。的中はサクッと忘れることも大事なので、一喜一憂せず、今日の兵庫へ…。

まず、大前提として牝馬の交流重賞路線は大混戦であるということ。

直近の2024クイーン賞でアーテルアストレアが56.5キロを背負って、56.0キロのライオットガールを楽に突き放し１秒５差をつけたから、

「ライオットガール＜アーテルアストレア」

が成立するかといえば、そう単純でもないでしょう。コースとか、展開とか、馬場とか、ちょっとしたことによって順番が入れ替わる……というのが現状のこの路線。連勝を続けるようなダートの女王は今はいない。

なので、

「どの馬が強いかというよりも、どの馬がその日に合っているか」

という視点が大事。

今回は園田1870ｍというやや特殊な舞台でもあるので、なおさらその意識が重要になるのでは。

という前置きも良きところで、早速ではありますが結論へ参ります。

【本命馬】◎サーマルソアリング

本命はサーマルソアリング。

今回がグレード競走初出走になるが、いきなりから通用するとみる。

というのも、もともと重賞級でも通用する力がありながらも除外等で出られなかったというのが実情。昨夏に初めてダートを使われると、怒涛の勢いで３連勝。オープン入りを決めたトルマリンＳは相手も揃っており、当時２着に下したミラクルティアラはブライアンセンスなどと接戦を演じていた強豪で、その後楽に３勝クラスを卒業。３着ドライゼも、先週牡馬相手の３勝クラスを勝ち上がった。

そんな中でも楽に抜け出したのが本馬だったが、その後は出たいレースに出られず、前走は牡馬相手のオープン総武Ｓ。さすがに単勝1.8倍は被りすぎだったかもしれないが、それでも好位から堂々の競馬で２着。3/3（日）の中山ダートは開催の中でも最も外が伸びていたタイミングで、勝ち馬のコース取りと末脚、何より馬場が向いた。それでも崩れなかったサーマルソアリングは胸を張ってよい内容だった。

先行して自在に立ち回れるレースの上手さがあり、その個性はこの園田の舞台で大いなる武器になりそう。やや不器用で差し遅れリスクのあるアーテルアストレアと比べても、有利なのはこちらだろう。

〜対抗以下＆穴馬〜

対抗にライオットガール。

こちらも自在性が武器で、レパードＳではスッと好位につけて抜け出し。レパードＳ勝ち馬はその後交流グレードで活躍するケースが多いが、それはコーナー競馬への対応という点で、新潟ダート1800ｍは地方的な適性を問われるからだろう。ライオットガールはその点で、大井の1800ｍや船橋1800ｍよりは今回の舞台の方が合うはず。持ち味の自在性を生かしてチャンスをうかがう。

３番手にアーテルアストレア。

実績ナンバーワンながら、脚質的には少し不安もある。前半で少し位置を落とす傾向があるので、上手くコーナー競馬をこなしたいところ。ただ、大井や船橋の方が合っているので、パフォーマンスは近走よりも落としそう。どこまで地力でカバーできるか。

続くのはキャリックアリード。

砂被りもＯＫで追って確実なのは強み。相手なりに走れる。

スマイルミーシャも押さえには加えたい。地の利を生かせるか。近走の内容を見る限り地元では一枚抜けた存在で、現状まったく底を見せていない。前走も離されながらの追走だったが、最後は楽々と差し切り。一角崩しのチャンスはありそう。

ヴィブラフォンはマークされる立場になると厳しいが、自分の形があるのは強み。上手く先手を取って運びたい。

◎アタマがベース、逆転があるならライオットガール、という感じの馬券組。