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　今の船橋はざっくり言えば、差し有利のパワーダート。同じ南関東の左回りでも先行力やスピードがまず生きる川崎や浦和とは一線を画しています。
　最終的には底力勝負になります。
　◎メイショウハリオ。もともと左回りよりも右回り。マイルも多少短い印象はありますが、大きく出遅れたフェブラリーＳ（３着）が底力を示す好内容でした。テンには行けない半面、３コーナー手前から各馬が早仕掛けになる船橋ならロングスパートが生きてきます。４コーナーでうまく外に出せれば、目下の体調の良さは疑いようがなく、差して浮上。
　相手妙味はタガノビューティー。典型的な差し勝負の脚質が今の船橋にマッチ。小回りにも対応しますし、本質的には左回り。少々後方に置かれても今の船橋なら届く脚は秘めています。
　近況堅実シャマルはどう乗るか？言い方は微妙ですが、これが川崎1600なら、個人的には◎を打っていました。差しが届く船橋で先行策からどこまで粘れるか。
　ソリストサンダーは２年連続当レース２着。その２年とは、今の船橋のダートの質は微妙に違いますが、コース形態自体は合います。
　スピーディキックはフェブラリーＳはスムーズに直線捌けない中での奮闘。鍵は初の船橋。ダートでも「切れ」で勝負するだけに、今の船橋に対応できるかが鍵になります。
　ハヤブサナンデクンは充実一途。マイルは多少短いかもしれませんが、好位で流れに乗れれば。
　２年前の優勝馬カジノフォンテンはまだ完調には戻ってみないとみて、見送りました。
　ヴァレーデナルナは好位付けタイプで最内１番枠。最後に差しが届く展開になると、どうでしょう？