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東京１２R ジャパンC
◎ジャスティンパレス昨年のジャパンカップは０．５秒差５着に敗れたが、レースの上り３ハロンが３３．４秒、ラスト１０．８−１１．１と前が全く止まらず、４角７番手から追い上げたこの馬には流れが向かなかった。勝ったドウデュースを除けば４角で前にいた馬がそのまま上位でゴールする展開だっただけに、完全に位置取りの差による敗戦。５走前の有馬記念は前半のペースが遅く、後方の位置取りからでは厳しかったし、３，４角では前が詰まってポジションを落とすロスもあった。それでも最後は０．５秒差５着まで追い上げていて、展開を考慮すれば強い内容だった。４走前の大阪杯は０．４秒差６着だったが、３，４角で大外を回るロスがあったことを考慮すれば悪い内容ではなかった。３走前の天皇賞（春）は、上り坂でラップも緩んでいない向正面で大きくポジションを押し上げ、向かい風の３，４角では大外を回る展開。最後は失速して１．１秒差６着に敗れたが、結果的に仕掛けが早すぎたか。２走前の宝塚記念ではメンバー中最速の上がりで追い込み、０．５秒差３着に好走。 前走の天皇賞（秋）では、直線で前が詰まってやや追い出しを待たされる不利があり、レース上り３２．９秒の極端な瞬発力勝負も向かなかった。それでも０．２秒差３着まで追い上げる強い内容だった。天皇賞（春）を勝っているようにスタミナ豊富で、距離延長は歓迎。さらに前走で超スローのレースを経験したことで、距離延長による折り合い面のリスクも軽減される。前走に続いて好走可能。
○カランダガン５走前のドバイシーマクラシックは、レース上り３３．０４秒という究極の上り勝負。２着に敗れたとはいえ、勝ったダノンデサイルより一列後ろから追い上げていて、自身の上りはメンバー中最速の３２．２８秒だった。位置取りの差による敗戦で、力負けではない。４走前のコロネーションカップでは、ヤンブリューゲルとの追い比べに敗れて半馬身差の２着だったが、３着のジアロヴェット（香港ヴァーズ１着、凱旋門賞４着）には７馬身差をつけた。その後は、セン馬のため凱旋門賞には出走できなかったものの、G�気鬘穫⊂ Ｉ蕕�した相手も、昨年の凱旋門賞２着馬アヴァンチュール、G�毅絃’魯譽戰襯好蹈泪鵐后▲ぅ鵐拭璽淵轡腑淵�Sなどを勝ったオンブズマン、愛チャンピオンSなどを勝ったドラクロワと、世界トップクラスのメンバー。過去に来日した外国馬の中でも最強クラスで、レーティングが示す通りここでも能力最上位。ドバイシーマクラシックで３２秒台前半の上りを使って好走したように、東京の高速上り戦への対応にも不安はない。ダノンデサイルに一度敗れたここと、近年の外国馬の不振が過剰に意識されてオッズも甘くなっていると見て、積極的に買いたい。
▲マスカレードボール２走前のダービーは大逃げした馬がいたためラップはそこまで遅くなかったものの、２番手以降は実質スローの展開。０．１秒差２着に敗れたが、先行有利な展開を４角７番手から追い上げてクロワデュノールを追い詰めただけに、力負けではない。 前走の天皇賞（秋）では、比較的ロスなくスムーズなレースだったとはいえ、レース上り３２．９秒という極端な上り勝負の展開を中団から差し切っただけに、素直に評価が必要。東京コースでは安定して高いパフォーマンスを見せているし、天皇賞（秋）と同じく古馬よりも２キロ軽い斤量で出走できるだけに、ここでも最有力。人気でも逆らえない。
☆ブレイディヴェーグ２走前の新潟記念は０．３秒差６着に敗れたが、今年から別定戦になったことでかなりメンバーが揃っていて、２着のエネルジコが菊花賞、３着のディープモンスターが京都大賞典を次走で勝っている。勝ち馬のシランケドより１キロ重い５６キロを背負っていたし、馬場の悪い内を通る不利もあった。暑い時期が得意ではないようで、状態もベストではなかったか。前走の天皇賞はレース上り３２．９秒という極端に上りの速い展開で、４角１３番手のこの馬には全く流れが向かなかった。さらに直線では前が詰まる不利もあり、全く力を出し切れていない。近走は敗因がはっきりしていて、評価を下げる必要はない。人気を落としたここは狙い目。
☆セイウンハーデス前走の天皇賞（秋）は、道中で馬群に包まれ、次々と前に入られてポジションを落とす厳し展開だった。０．４秒差７着に敗れたが、上りの速い展開が得意なタイプではないし、４角１１番手では流れも向かなかった。前走は不利な展開ながら最後は伸びていて、展開次第では通用してもおかしくない。過剰に人気を落としていると見て、押さえておきたい。
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