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展望：内枠先行有利
今開催の東京ダートは先行有利が強め。行く馬も少なく、先行馬から狙います。

1.シゲルカミカゼ：前走大敗。状態アップだそうですが、今では決め手もなく、東京が合うかは疑問。
◯2.トゥーザムーン：使って3戦目の3走前はマイナス10キロ。絞れたのも良かったか。L2を13.3-12.0の加速＆余力ラップでまとめて5馬身差の圧勝。外枠から五分に出て、中団前目へ。追ってからなかなか加速できませんでしたが、エンジンが掛かってからはラップ通り。終いの12.0秒はなかなか出せません。
前走は重馬場の東京ダート2100ｍ。もう少し控える想定だったそうですが、スタートが良く、2番手へ。1000ｍ通過62.0秒は重馬場を考えるとスロー。直線に入っての手応えは良くなく、押して押しての形でしたが、こういう反応の悪いタイプ。しぶとく脚を伸ばして快勝。L2は11.8-12.0。重馬場とはいえ、2100ｍ走って終い12.0秒は流石に優秀です。2着プレシャスデイが中山ダート2400ｍを1.7秒差の大楽勝を収めているため、本馬も力はあるはず。
前走は、エンジンの掛かりが遅いタイプのため、2400ｍに延びるのは良さそうという判断でした。勝ったベルベルコンパスが異常なパフォーマンスを出したのは別格。五分に出て、中団へ。1000ｍ通過67.1秒の超スローで、12秒台に入るのがL3から。完全な瞬発戦になりましたが、最後まで前との差を詰めていて、上がり36.3秒はメンバー2位。力は示しています。
菅原明良騎手に乗り替わり。狙い目で。
3.キャネル：もう少しやれていい馬ですが、近走は力負け。
◎4.キョウキランブ：前走は◎に。スタートが速く、すんなりとハナへ。1000ｍ通過61.8秒と遅め。外から勝ち馬がマークしてくるも譲らずにハナ。想像以上に強い競馬で2着。
前々走が驚きのパフォーマンス。1000ｍ通過62.5秒のやや速いペースを先行。L4は49.1秒の余力ラップで、L2も12.2-12.5でまとめて押し切り。3着には7馬身差を付けました。1.51.6も優秀。稍重で時計の出る馬場だとしても好時計。
3走前・わらび賞は行く馬が多すぎて前に行けず。内枠主導の隊列になり、外枠の本馬は下げるしかない格好に。一度は最後方まで下がってしまいましたが、直線は馬群を割って上がり37.8秒をマーク。ハイレベルな一戦だったので、高く評価して良いでしょう。
ルメール騎手で勝ちに来たと見て。
☆5.テーオーマルコーニ：前走は楽勝も、相手がかなり弱かった。ラップ面で秀でていた訳でもなくて。
6.ヒルノデプラーツ：恵まれても2勝クラスで馬券になっておらず。もう少しやれていい馬ではありますが……。タフなレースのほうがいい。
☆7.サンカルミア：前走は強い競馬も、相手関係がかなり楽。加速ラップでの勝利。ペースが流れて欲しいところ。
☆8.マーゴットゲイン：前走レベルが低いものの、未勝利勝ちの上がり34.6秒は秀逸。L2も11.8-11.2と芝でも速い数字の加速ラップ。
9.ルーラーリッチ：もう少しやれると思っていましたが、頭打ち感があって。差し脚質もマイナス。
10.エアロソニック：前走は枠が良く、ドスローのなか、外から早めに位置を押し上げられたのが良かった。恵まれたのにトゥーザムーンに詰め寄られていて。
11.インジケーター：足りない。
☆12.クロックフォード：骨折明けも、動きはいい。前走は超スローを差し切りも、相手が弱く、馬群が凝縮したのも良かった。相手強化でどうか。
13.ファイアトリック：前走はキョウキランブに大きく水をあけられていて。3走前もトゥーザムーンに完敗。

※横線は消し。横線を引いていない無印の馬は押さえてもいいと感じる馬です。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。