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◎エネルジコ
青葉賞の◎エネルジコはスロー＆上がり勝負の展開を、しんがりから大外をぶん回して一気の差し切り。直前の大雨で下が緩んでいたことも踏まえれば、しんがり一気など至難の業だが、それを簡単にやってのけたうえ、負かした相手が後に頭角を表す、ゲルチュタール、レッドバンデ、アマキヒ、ヤマニンブークリエなどのハイレベルな顔ぶれ。��着に敗れた前走も、５６キロを背負っての古馬混合戦で、Ｇ１好走のシランケドとわずかに０秒１差だ。まだお釣りを残した状態での走りだけに、ポテンシャルの高さは疑いようがないだろう。その前走では出遅れをリカバーするため好位まで押し上げながら、そこでピタリと折り合う操縦性の高さも光った。長丁場では大きな武器となる。 前走後は早めに栗東入りして入念に乗り込まれ、青写真通り万全の仕上げ。初の右回りとはいえ、レースでも調教でも左手前に寄った走りだけに、むしろ右回りの方がかみ合う可能性が高い。加えて鞍上は長丁場で抜群の成績を誇るルメール。まず上位争いになる。
【調教分析】 中７週でのレースで９／３０にノーザンＦ天栄（福島）から帰厩。１０／４には栗東ＣＷで大きめのところを乗られていることから、その数日前には栗東入りした模様。その後、ＣＷで６本の追い切りを消化。少しずつ強度を上げながら乗り込まれ、１週前はルメールを背に併せ馬＝６Ｆ81.8-66.0-51.4-36.9-22.8-11.1（仕掛け）。仕掛けてから突き放せなかったが、相手は攻め駆けするメイショウヨゾラのうえ、余力残しでこのラップなのだからむしろ優秀。そして今週は、先週より気持ちが入りつつもしっかりと我慢が利いて６Ｆ83.5-68.2-53.0-37.3-23.2-11.3（馬なり）。ラストは持ったまま相手のサルサロッサを突き放して２馬身先着した。以前より上体を起こして走れているぶん、ストライドが伸びて体をうまく使えるようになっている。質、量ともに文句のつけようがなく万全の仕上げ。ダービーを回避して目イチで臨むここは最高のパフォーマンスが発揮できそうだ。 前述した「左手前に寄った走り」というのは、これまで４戦した左回りのレースでは直線半ばから全て左手前に戻している点。あと、１週前の調教（右回り）ではコーナーの途中から早々と左手前に変え、ゴールまで左手前のままだった。※映像で観られる方はぜひ確認してください。左手前の方がしっくりくるのか理由までは定かではないが、少なくともコーナー右手前→直線左手前の�牘Σ鵑雖瓩如△�み合う可能性は高い。 穴は▲ミラージュナイト。母ラキシスは道悪巧者で、同馬も重心の高い走法から雨馬場は得意なはず。かなりのスタミナも秘めており、一発の魅力は十分。
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