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今年のローズSはオークス馬カムニャックが勝利したことで過剰に評価されているように思うが、時計やメンバーレベルは平凡。
同じ阪神芝1800mで行われた2023年のローズSと比較すると、今年は道中でペースが流れたにもかかわらず、勝ち時計もレース上がりも2023年以下だった。
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勝ち馬：カムニャック勝ち時計：1分43秒5前半1000m：56.8秒上がり３F：35.0秒勝ち馬の上り３F：34.4秒
勝ち馬：マスクトディーヴァ勝ち時計：1分43秒0前半1000m：57.3秒上がり３F：34.0秒勝ち馬の上り３F：33.2秒--------------------------
もちろん2023年の勝ち馬マスクトディーヴァが強すぎるというのはその通りだし、2025年はペースが流れすぎたことで全馬が力を発揮できなかった可能性は十分ある。
ただし、それでも今年のローズＳを疑っているのは、そもそも春の時点で今年のオークス路線を疑っていたから。
実際にnetkeibaで毎週公開している「未来へのレース回顧」において、オークスの回顧では以下のようにレベルの低さを指摘。
（中略）
ただし、レースレベルはあまり高いとは思えず、現３歳牝馬の中・長距離路線は混戦模様。2021年の世代に近いものを感じている。
よって、秋華賞では夏の間に大きく成長した馬（2021年はファインルージュやアンドヴァラナウトのような馬）にチャンスがあるはずで、オークスの結果が必ずしも秋に直結するわけではないだろう。
これはオークスで近差の３着だったタガノアビーが２勝クラスでも通用しなかったことも、オークス路線低レベル説を後押ししているように思う。
つまり、もともと現３歳世代の中・長距離路線に疑問を持っており、オークスの勝ち馬であるカムニャックが勝利したローズＳに疑問があったこと。そして時計を精査してみても、この仮説はあながち間違っていないように思うことから、今年の秋華賞はローズＳ以外の別路線組を評価すべきという結論にいたった。
そこで本命は◎11エンブロイダリーに打つ。
前走のオークスはペースが緩むと強烈に折り合いを欠き、向こう正面では頭を上げるような走り。道中での体力ロスが大きく、まったく伸びず９着と見直し可能な内容だった。
長いストライドを活かし、速いスピードを持続させるのが得意なタイプで、ゆえに東京や阪神のような大箱コース向き。その点で２ターンの競馬は得意条件とはいえず、京都2000mがベストではないだろう。
ただし、今年の桜花賞は中間が緩んでからの再加速戦で、いわゆる中距離色が強い競馬になっていた。いわゆる短距離色の強い減速ラップではないことからも、多少の距離延長はこなせるタイプだと判断できる。
12.3 - 10.7 - 11.5 - 12.1 - 12.0 - 11.7 - 11.4 - 11.4
そもそもクイーンＳ＆桜花賞のパフォーマンスは個人的に強烈な印象で、少なくともマイル路線であれば世代最上位は間違いないと思っている馬。それだけに距離はポテンシャルでこなせる範囲のはず。
それでもカムニャックがダントツ人気になっている関係で、実力よりも遥かにオッズがついている印象。これなら十分に勝負できるオッズだと判断。
この馬の特徴は以下の２点。�―嵌�力はなく、上がりのかかる競馬が合う��短い距離の上級条件ではスピード負けする
勝利したフェアリーＳでＨペース先行し、そのまま押し切った内容からも分かる通り、上がりのかかる競馬が得意なタイプ。
対照的に前走の京成杯ＡＨは前後半800mが46.1秒 - 45.2秒とかなりのスローペース。見せ場なしの10着に見えるが、エリカエクスプレスとしては歴代最速の上り３ハロンで走っており、まったく展開が向いていない内容だった。
前述の未来へのレース回顧において、エリカエクスプレスの評価は「血統通り中距離が合いそうだが、キレる脚がないので長い直線コースは向いていない。芝2000mの２ターンコースが合いそう。」と記載した通りで、京都芝2000mの内回りはいかにも合いそうなタイプ。
秋華賞は比較的ペースも流れやすいので、速いペースで先行する本馬にとってはむしろ好都合。それも鞍上が武豊騎手なら道中からうまくワンペースの走りをしてくれそうで、復活するならここしかない条件が揃った。
もっと人気するかと思ったが、データ的に差し馬有利であること、そしてスタミナ持ちのオークス経由馬が好走していることが周知されているのか、思ったよりも人気しない想定。それなら復活に賭けるだけの価値は十分とみた。
前走の中京記念は前後半800mが46.9秒 - 45.4秒とかなり遅いペースで番手から競馬しており展開恩恵あり。評価は据え置きの内容だった。
クイーンS、桜花賞、NHKマイルと強いメンバーが集まったレースで大きく負けておらず、そして展開向いたとはいえ中京記念を勝利するのであれば能力は上位と考えて問題ないかなと。そもそも恵まれたとはいえ牡馬相手の古馬重賞で、秋華賞に出走メンバーで他に勝てそうな馬もほとんどいないように思う。
本来なら恵まれたレースの後なので買いにくいが、それもオッズに織り込まれているのかまったく人気しない想定。ここまで人気しないならさすがにオッズ以上の好走率はあるはずで評価を上げた。
前走の紫苑Sは直線やや進路狭いとはいえ、離れた番手のラチ沿いから完璧に近い競馬で３着。恵まれた内容で、評価は据え置きだった。
１勝クラス勝ちは番手からスムーズな競馬。そして新馬戦もショウナンザナドゥ相手に勝利したとはいえ逃げており着順ほど評価はできない。
好走時が恵まれた者ばかりで、今回はＧ１で相手も強くなる分おなじようなパフォーマンスは期待しにくい。買う気にならず。
前走のローズSは前半1000mが56.8秒といくらなんでも速いペースで暴走気味に走っており展開向かず。見直し可能内容だった。
２走前のスイートピーS勝ちは番手からスムーズな競馬で勝利。とはいえ小型馬のわりにストライド長く走るタイプらしく、ラストまで長く脚を使っており着差以上に完勝の印象を受けた。
さすがにローズSの内容は度外視できるとはいえ、スイートピーSの結果だけでここで通用すると強気に言えないのは正直なところ。
また、疲れが出やすいことでオークスを回避したくらいで、消耗の激しかったローズS後の連戦もプラスにはならない。メンバーレベルは格段に強くなるため、なかなかハードルが高いのでは。
前走の紫苑Sは中団前からスムーズに進路を確保し２着。ラストまで脚色もよく、勝ちに等しい内容だった。
２走前のカーネションカップは中団から差しきって勝利。エストゥペンダ相手に勝利しており、展開次第で牝馬重賞でもと思わせるレース内容だった。
フラワーCの内容だけみれば強気にはなれないが、カーネーションカップや紫苑Ｓの内容は見た目通りに強く、差していることからも上積みを感じるレース内容。
普通に考えればＧ１で相手も強くなる上、紫苑Ｓはスムーズな競馬と評価は下げたくなるが、陣営はエリザベス女王杯に使うことすら考えていたくらいで、それなりに手ごたえを持っていそうな点はプラスにとらえている。
戦績的にあまり人気しなさそうだが、前述の通りスムーズとはいえ紫苑Ｓは勝ちに等しい内容。ゆえに夏の間に大きく成長している可能性も否定できない。ノーチャンスではないのでは。
前走のクイーンSは立ち上がるようなスタートで出遅れ。道中は勝ち馬（アルジーヌ）の後ろにつけるも、早々と手ごたえなく10着。先行して粘りこむ競馬が武器だけに出遅れが痛い競馬だった。
勝利した未勝利戦の内容や、フラワーCの内容を見ても上がりがかかる競馬でこそのタイプで、Ｇ１でペースが流れそうなのはプラスかなと。
フラワーCでパラディレーヌに勝利しているのならハマる可能性もあるはずで、ゲートさえ決まれば一発合っていい。まったく人気しないだろうここは穴馬としての魅力あり。
前走のオークスは道中はやや折り合い欠くも許容範囲で、直線は外からじわじわ伸びて７着。馬体が成長してこず、現状は能力負けの内容だった。
馬格がなくゆったりと走るレースぶりからも、マイルよりは長い距離が合っているタイプ。そのためマイルよりは2000mのほうが合っているはず。
ただし、結果的に好走したのはスローペースを先行して勝利したアルテミスSだけで、ここで通用するだけの能力があるとは考えにくい。
前哨戦を使わずの休養明けだけに、この期間で大きく成長していればノーチャンスではないが、相手も強いここでは強気になれず。
紫苑Ｓは逃げて勝利。風が強い日でラップでの判断は難しいが、比較的前が強いレースと判定しており、評価は据え置きの内容だった。
マイルだとスピード不足なので2000mの舞台はいいが、決め手がないので逃げ、もしくは先行してナンボという印象。ただし、今回はＧ１で相手も一気に強くなる上、強力な逃げ・先行馬も多数。普通に考えれば展開面から恵まれることは考えにくく、それなりに好走のハードルは高い。おそらく人気もそこまで集めないと思うが、それでもあまり買いたい気持ちにはならない。
ここ２戦はダート戦がマッチしておらず度外視。３走前の桜花賞は特に見せ場なく15着。評価は据え置きの内容だった。
結果的に好走したチューリップ賞が前後半800mが48.0秒ー46.0秒のスローペースを番手インからロスなく競馬しており、かなり恩恵の強い勝利。よってポテンシャルは評価しておらず、桜花賞での敗戦も納得の内容。
Ｇ１のメンバーだとすんなり先行というのも考えにくく、ここは人気なりに好走のハードルが高い。
前走のローズSは前総崩れのHペースで３列目と展開向いてない競馬。それでも直線大きくバテずに２着は着順以上に強い競馬だった。
ローズSはカムニャックが抜けており、次点でテレサが単独で強い競馬だったと考えるのが妥当。このへんは逃げたとはいえ２勝クラス勝ちの実績はダテではなく、スタートさえ決まればポテンシャルは通用してもいいかなと。
ただし、ローズSでのHペース２着という分かりやすい内容はオッズに織り込まれそうな点は難点。相手も強くなるし、あまりオッズ妙味は感じない。
前走のローズSは中団馬群内からの競馬。道中で折り合い欠いた上、コーナーから直線にかけても進路が狭かったが、大きく負けずに６着と上積み感じる内容だった。
２走前のＮＨＫマイルは大暴走してしまって完全度外視で、３走前の桜花賞も荒れた内を走ったことを考えれば見直しも可能。
正直おもったよりもローズＳは走ったなという印象だったし、実はスムーズな競馬さえできれば重賞でも通用する可能性はなんら否定できない。おそらく全く人気もしないはずで、それなら大穴候補として賭けるだけの価値があってもいいはず。
前走のローズＳは出遅れて後方。ただし、結果的に前総崩れのＨペースになり、展開向いての３着と評価は据え置きの内容だった。
父Sottsass、母父ヌーヴォレコルトという血統からのイメージ通りスピード豊富なタイプではなく、どちらかと言えばスタミナをいかす競馬が合っていそう。
その点で言えばペースが流れて差し有利のローズＳ、ロンスパ戦になり差し有利の１勝クラス勝ち、そして遅いペースながらも先行して好走した新馬戦と、キャリア３戦すべてがこの馬向きの競馬になっていた。
当然ここも展開次第でチャンスがあるのは間違いないが、それなりに穴人気しそうな戦績は素直にマイナス。総じてあまり買いたい気持ちになっていない。
前走のローズＳは中団外目から差して４着。差し有利の展開になっており、やや外目を回したとはいえ評価は据え置きだった。
オークス、桜花賞と敗戦しているが、これは気性面から暴走気味の競馬になってしまい能力発揮できずの敗戦。ゆえに前走のペースが流れるワンターン競馬は合っていた。
今回は２ターン、距離延長と条件はマイナス。うまく折り合って競馬できればノーチャンスではないが、相手も強くなるここはハードル高い。
２勝クラス（武田尾特別）は番手から上がり最速で突き抜けて完勝。とはいえ５頭立ての超小頭数で、見た目の着順ほど評価できない内容だった。
フラワーCでは先行しても見せ場を作れなかったように、世代限定の重賞だとポテンシャル面で一枚足らない印象。もちろん夏で成長していればノーチャンスとは思わないが、Ｇ１だとハードルも高く買うきにならない。
展開が向いたローズSでも見せ場なし。結果的に好走したのは低レベル戦のデイリー杯２歳Ｓだけで、相手もさらに強くなるここは厳しいレースになる。
前走のローズＳはかなり速いペースを前目で競馬、しかも外目を回すロスもありながら突き抜けており、着差以上ポテンシャルが上の内容だった。
2400mのオークス、そしてスピード問われたワンターンのローズＳで勝利しているのだから、よほどのキレ味勝負にならなければ対応してくる可能性が高い。いわゆる好走域が広いタイプで、ここも好走率はかなり高そう。
もちろんダントツ人気候補で単勝を買いたいと思わないが、ポテンシャルはあるので素直に相手にはいれておきたい。
前走のローズSは直線は終始前が壁になり、かなり追い出しが遅れる不利あり。明らかに能力を発揮できておらず、評価は据え置きの内容だった。
前走のオークスは中団から差す競馬で４着。ラストまでじわじわと伸びていたし、気性面からも成長を感じるレース内容だった。
ローランドバローズ相手にぶっちぎった１勝クラス勝ちの内容からも持っているポテンシャルは重賞級で異論はなく、これはオークスでも４着に好走した実績からも明らか。
もちろんローズＳのレース内容はオッズに織り込まれると思うが、それでも２戦連続の馬券外ならさすがに人気も落とすはず。2000mも問題なく、スタートさえまともであれば巻き返しに期待できる。
///////////////////////// この度はとうけいばの予想を購入していただき誠にありがとうございます。 【印について】 印について、中央競馬と地方競馬で定義が異なりますのでご了承ください。 ■中央競馬の場合 印は予想される複勝回収率ベースです。 ＜目標値＞ ◎ 複回値100% 〇 複回値95% ▲ 複回値90% △ 複回値85% 危 複回値65%以下 ■地方競馬の場合 印は予想される複勝回収率ベースです。 中央と異なり、平場の印は指数通りになります。 ≪中央競馬のチェック馬について≫ ■ポテンシャルチェック馬 総合的な能力はもちろん、瞬発力、テンの速さ、追走力など能力を細分化。 世間の認識以上に能力のある（過小評価されている）と判断した馬。 ■不利・余力チェック馬 近走で不利があった馬、もしくはなんらかの理由により能力を発揮できず、余力を残した状態でレースを終えた馬。すなわち、着順以上に評価ができると判断した馬。 ■ローテーションチェック馬 距離や競馬場などのコース条件、休養週数や近走のレース条件など、ローテーションに関する様々なファクターから判断。近走と比較し、今走でより高いパフォーマンスを発揮できると判断した馬。 ■プロファイルチェック馬 騎手や厩舎、着順、出走頭数、枠順など一般的な出馬表から得られる情報での評価。出馬表の情報からは実力より過小評価されると判断した馬。 ≪危印について≫ 危印については平場のみ提供しています。 危＝過剰人気している馬のことです。 好走しにくい馬ではないことをご理解ください。 ※2022年1月〜2025年8月20日までの成績 659 - 605 - 615 - 5160 / 6039頭 勝率 10.9% 複勝率 31.1% 単勝回収率 61% 複勝回収率 65% ≪買い目について≫ 買い目は印通りにならない可能性があります。 これは券種によって期待値のある買い目を都度考えた上で組んでいるためです。 入稿ミスではありません。 （例） 馬連流しで◎△は買うが、◎〇は買わないなど。
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