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盛岡2000mは初角まで長いコース。スタート後から上り坂を通過するため、スローになりやすいようですが、その分、タフなせいか、差しは決まりやすくなっています。盛岡は本日スタート時点では良馬場ですが、このあと、雨がかなり降る予報。道悪になりそう。道悪のレパードSではその巧拙が結果に出た印象があるため、雨量も重要でしょう。
◎12.ナルカミナルカミは新馬戦で1.51.2の超好時計で勝利した馬。1000m通過62.6秒のSペースから楽々余力ラップでまとめているため、デビュー時点で古馬オープンクラスの力を備えていたはずです。掛かり気味の逃げになった2戦目以外は全て勝っていますが、その2戦目ですら0.6秒差。1000m通過61.6秒の逃げは、チャンピオンズCですら厳しいペース。止まったのは仕方ありません。転厩&休み明けの前々走は中山ダート1800m。1000m通過62.3秒も十分に速いペースで、これを2番手から。3角では馬なりで先頭へ。直線は外のサムシャインが勢い良く差してきましたが、並ばれてからもうひと伸び。L2は12.4-12.3の加速&余力ラップ。急坂部分で12.3秒は非常に速く、まさしく余力十分の勝ち方だったと言えます。前走は1000m通過61.3秒で逃げの手に。4角では2着クラウンシエンタを引き付ける格好に。ただ、直線も非常に楽な手応えのまま、5馬身突き放しての楽勝。L2は12.3-11.8という破格の加速&余力ラップ。ハイペース耐性が高いというよりも、絶対能力が高すぎるため、多少速い流れも全く苦にしない印象です。ここも勝てるでしょう。
◯11.メイショウズイウン世代トップクラスにあるメイショウズイウン。前走は1000m通過63.1秒のSペース。外枠からやや出負け気味に出ましたが、二の脚を利かせて中団前目へ。3.4角で手応え良く、馬なりで進出していくと、2着のキングツェッペリンの追撃を封じて完勝。差こそ広がりませんでしたが、L2は12.5-11.9。良馬場のダート中距離で終いに11秒台はなかなか出ませんが、ナルカミといい、このくらいのラップを出してくる3歳馬が多く、感覚が麻痺してしまいそうです。前々走は1000m通過63.8秒のSペースで逃げの手に。終始、手応えは良く、L2も11.9-12.1とほぼ減速なしでまとめています。これは差し切ったロードラビリンスを褒めるべきレースでしょう。ユニコーンSはスタートで躓き気味。1000m通過61.8秒。早めに外から位置を押し上げていく形で、直線入口ではほぼ先頭へ。押し切りにかかりましたが、内外から差してきた2頭が強すぎました。悲観するような3着ではありません。伏竜Sはスタートで挟まれる格好。後方からに。1000m通過63.1秒も稍重を考えると遅いペース。4角では大外から2着に浮上。ルクソールカフェがL2を12.2-12.0という素晴らしいラップで押し切りましたが、本馬とて終いはほぼ減速していないはず。こちらも能力が高くて。
▲8.ロードラビリンスこちらは前々走でメイショウズイウンを差し切り。L2が11.9-12.1とほぼ減速していないのに差し切ったところを見る限り、相当な力を備えています。前走・レパードSは不良馬場。1.2番枠がワンツーした通り、内をロスなく回った馬が有利でした。本馬は9番枠。道中はラチ沿いに入れず、進路面でやや不利でした。にしても走れていませんが、鞍上は「この馬のバランスでこの馬場ではまったく走れませんでした」と敗因を述べていました。1勝クラスは1000m通過61.8秒。タフなダートだったため、前の馬に厳しい展開でしたが、早め先頭に。L2は13.1-12.5の加速ラップ。前走が前走なので、雨予報は嫌ですが、未勝利勝ちともちの木賞はそれぞれ不良馬場・重馬場。特に、もちの木賞は1.51.6の好時計。この世代の中でもトップレベルのハイレベル戦。1000m通過61.2秒と速いペースで逃げて、差し馬が台頭する流れに。これを逃げてクビ差に残したのは強い。前走のように、あまりに極端な馬場にさえならなければ。極悪馬場はならなそうなので、問題はないはずです。
△7.ハグ道悪巧者のため、この馬まではカバーしておきたいところ。前走・レパードSは内有利だったと書きましたが、本馬は15番枠で外目を追走するロス。3.4角はかなり外に膨れながらも4着。ロスさえなければ、上位に来られたはずです。前々走・鳳雛Sは1000m通過64.2秒のSペース。五分に出て、外目を先行。4角出口で勢い良く先頭に並びかけると、残り200mで逃げ馬を競り落として押し切り。ペースこそ遅く、時計も平凡でしたが、L2は12.0-12.2。余力は十分にありました。3走前・バイオレットSは超ハイペース。最内枠で追走に苦しんだ挙げ句、下がってきた馬の煽りも受けて何もできず。今回に繋がるレースではなかったため、度外視で良いでしょう。4走前・昇竜Sは重馬場。外枠角からジワッと出していく格好で2番手へ。ロスなく回ってきたとはいえ、かなり強力な馬相手に2着。雨は降れば降るだけ良いでしょう。力では劣るでしょうが、カバーしておきたいところで。
消5.ルヴァンユニベールの前走・レパードSは2番枠。不良馬場で、インをロスなく回る必要性が高い一戦になりましたが、終始、内から2頭目までを走っており、ロスなく運べました。ロードラビリンスやハグよりもロスのない立ち回り。前々走は1000m通過61.7秒の速いペース。押して先行態勢。3角では外のアウトドライブの手応え優勢で、本馬は押して押しての追走に。しぶとく盛り返してクビ差2着まで来たのは立派ですが、この相手関係だと一枚落ちるでしょう。鳳雛Sはやや不利を受ける場面があったとはいえ、ハグに上がり面でも劣っての4着。伏竜Sは出遅れるところがあったとはいえ、大外を回したメイショウズイウンに差し切られています。他、地方勢だと10リケアカプチーノが最右翼でしょうが、昨年のフジユージーンの方が上。リケアカプチーノの東北優駿の勝ち時計は2.10.0。ダイヤモンドC2着の走破時計は1.53.8。フジユージーンの東北優駿の勝ち時計は2.08.2。ダイヤモンドCの勝ち時計は1.52.8です。このフジユージーンですら、不来方賞では離された4着。今年の中央勢は昨年よりも強いか、もしくは五分。出番はなさそうで。
※馬連・ワイド・三連複など他券種もご検討ください。回収率を重視して三連単をメインにしています。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。
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