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◆札幌ダートの馬場想定

　金曜朝時点で含水率15.5％の不良のうえにまだ雨が降るので、土曜は不良のままでスタートする。メインまでに重まで乾くかどうかだが、少なくともかなり時計の速い高速ダートで間違いない。内枠から枠なりにラチ沿いを先行できる馬が有利な馬場を想定。

出典：『今週勝つ！を叶える馬券カレンダー』立川優馬著

札幌11R　エルムS　ダート1700ｍ
レース質：内枠・先行・延長・ハイペース

人気該当馬：3.ドゥラエレーデ

　しっかりとテンに主張する馬がそろって、脚抜きのよい馬場を考慮すればハイペースからの我慢比べになる。今開催は元々から時計が速く、開幕週の日曜と同様に高速決着になるので、重賞レベルでは1分41秒台は確実。場合によってはレコード決着まで見ておきたい。そうなると、外を押し上げることは不可能で、ラチ沿いを先行するか、イン差しする馬しか間に合わないレース質。

1.ペリエール
　伸びずバテずの馬キャラで、位置が取れたときに好走するタイプ。東京ダート1600ｍを中心に使われてきているが、芝発走のダートでは位置が取れなくなってきている。ダート発走の中距離戦は、海外を除き、札幌と函館の1700ｍを2戦して2勝。ここもテンに速い馬はほかにいるが、最内枠からならラチ沿い2列目までは取れそうで、差す競馬になっても対応は可能。高速決着にも実績がある。

5.マテンロウスカイ
　伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。初ダートのマーチSは砂を被っても怯まず、内をスルスルと押し上げて2着。外枠不利なレースではあったので、8枠から非常にうまい競馬をした。この枠からなら前走よりはラチ沿いを取るのが楽なので、鞍上お得意のラチ沿い2列目から抜け出すような競馬を期待したい。