<予想>
◎:ハビレ
前走はペースが遅すぎて長所が活きず
○:ホールシバン
急に復活して同じだけ走れたら
▲:コンティノアール
前有利に見えるが厳しい流れでの勝利
△:キタノリューオー
今の時期が得意で上がりがかかれば
☆:ヴァンヤール
大外ならスタートを出たら足りていい
<予想詳細>
本命は、ハビレ
前走のポルックスS(OP:中山ダ1800m)は、外枠から出たなりで中団やや後ろの外で追走。ペースが遅かったので向正面に入るところで中団まで上がって、3コーナーで3頭分外から進出開始。好位外まで上がって直線に入ったが、アクションプランが楽に走っていたので差が縮まらず3馬身差の2着。
1000m通過63.5秒は、同日の3歳新馬(63.6秒)とほぼ同じ。これだけ遅いと前有利で、早めに動いても外追走のロスがあるので2着が精一杯。予想では◎アクションプラン、○ハビレでどちらかが勝つと考えていたので、展開で差がついただけ(予想は馬連・3連単的中)。悲観する内容ではない。
今回は、中山らしくペースが流れそうなのが魅力。
展開を考えると、逃げたいピュアキアンがいて、ハナか2番手が理想のムルソー・タガノエスコート、2番手か3番手が理想のサンマルレジェンド・ミファヴォリート・コンティノアールがいる。内枠だとムルソーは逃げたいと思うが、スタートと出脚はそこまで速くない。
ミファヴォリート、タガノエスコート、コンティノアールが2番手を取りに前に行って、その外からピュアキアンが外からハナを取りに行くとムルソーはいつものスタートだと被される形になる可能性が高い(だから消している)。1コーナーまではある程度流れるので、中盤で落ち着いても平均ペース以上にはなるはず。その形になれば2走前のように長くいい脚が使える長所が活きる。
雨の影響のある馬場になりそうだが、軽い馬場になるのは問題ない。地方交流重賞では地方の時計のかかる馬場に苦しんでいて、中央なら良馬場、雨の影響のある馬場どちらも問題ない。今回は、力を出し切れる流れになると考えて本命で期待する。
相手は、4頭選択。
ホールシバン
前走の門司S(OP:小倉ダ1700m)は、出脚は遅かったがじわっと位置を上げて内の中団やや後ろで追走。3コーナーは動けない位置で待っていて、4コーナーから直線に入るところで外へ。そこから1頭違う脚で突き抜けて3馬身差の楽勝。
15番人気(94.3倍)での勝利だったが、3歳時の走りを考えたらこのくらい走れていい。急に復活したことに驚いたが、このくらいは走れたことには驚かない。中山は2021年北総S(3勝クラス)で、1000mのロングスパート戦を勝っていて対応可能。前走と同じだけは走れたら連勝があっていい。
コンティノアール
前走の北山S(3勝クラス:京都ダ1800m)は、じわっと出して外から被されるのは嫌って2番手で追走。4コーナーから逃げ馬にプレッシャーをかけて、残り250mくらいで先頭。そのまま押し切って1.3/4馬身差で勝利。
レースを見た感じ行った行ったの前有利に見えるが、時計がかかる馬場でやや速い流れ。3~7着は中盤より後ろにいた馬で、前が厳しい流れを前の2頭が強い走りをしている。東京ダ1600mがベストと思っていたので、想像以上に強い走りだった。
前走の走りを見ると好位外から持続力を活かしたほうが良さそうなので、外枠で持続力が活かせる中山は歓迎。前走が中1週で、そこから中2週+関東輸送なので状態が維持できるかが課題。前走の走りを中山でもできれば上位争い可能。
キタノリューオー
前走の師走S(L:中山ダ1800m)は、中団やや後ろで追走。3~4コーナーは外を走りすぎないように馬群の中にいて、直線に入るところで外へ。坂に入ってじわじわ前との差を縮めたが0.5秒差5着。
トップスピードの速さがあまりないので、ワンターン1600mより1周コースの1800mで坂もあったほうがいいタイプ。今の時期が得意で、去年は師走S7番人気1着、ポルックスS6番人気2着。上がりが少しかかる展開になれば、馬券圏内争いに加われていい。
ヴァンヤール
ここ3戦は、8着、11着、5着と結果が出ていないが、3走前は内枠で控えるのが早すぎて自滅。2走前と3走前は、出遅れて位置取りが悪くなって終了。まだ、衰えとは言い切れない負け方。
今回は、最後にゲートに入れてポンとスタートを出たら中団やや前くらいが取れていいし、多少の出遅れなら外からじわっと位置を上げられる。戸崎騎手の継続は歓迎で、流れに乗れたら長くいい脚をつかって馬券圏内まで持ってこれる可能性はある。前回も押さえたが、まだ軽視するのが怖い負け方なので相手に入れておきたい。
※買わない人気馬の評価
ムルソー
前走のブエナビスタC(3勝クラス:京都ダ1900m)は、スタートは遅い方だったが、押して前に行って2番手で追走。マーブルロックのやや遅めの逃げに付き合って、残り800mからペースアップ。4コーナーで先頭に出て、直線でじわじわ差を広げて最終的に7馬身差の楽勝。平安Sを勝てるレベルの好時計で、文句なしに強い内容だった。
今回は、内枠に入ったのがかなり気になる。この馬はスタートがあまり速くなくて、押して前に行っている。2走前の逃げは、逃げ馬不在の内枠。前走は、10頭立ての1900mで逃げ馬が内枠で1頭だけだから2番手が取れている(3番手にいつもは中団やや前くらいにいるテリフィックプランがいる流れ)。
相手を見ると逃げ馬は1頭だけだが、2番手・3番手が取りたい馬が多い距離短縮の1800m。外枠ならまだ好位外を取れていいが、内枠だと被されてもまれる位置になる可能性が高い。ハナを取ったら楽勝していいが、取れないとユニコーンSのように本来の力が出せない可能性が上がる。さらに、転厩初戦で環境の変化もあった。買うならもっといい条件があるので、中山ダ1800mの内枠なら様子見したい。
公開日時:2025/03/08 22:48