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◎マスカレードボール

　◎マスカレードボールの前走はトリッキーな中山内回りで大外枠。無理に位置は取りに行かず後方からの運びになったが、結果的に内・前有利の馬場と展開。持ち味を全く出せずに終わった印象が強い。２走前は行きっぷり良く３番手から運んで後続をねじ伏せる強い勝ちっぷり。走破時計も秋の東京開催、２歳戦のなかではナンバー１で、約１カ月先の東スポ杯２歳Ｓを１秒も上回る優秀なもの。相当なポテンシャルを秘めているのは間違いない。　　　　　　
　今回もスロー濃厚だが、強気で運ぶ坂井ならある程度の位置は取りに行くはず。快勝した東京千八に戻り、大きく浮上するとみた。

【調教分析】
　中６週でのレースで１／２８に山元トレセン（宮城）から帰厩。翌々日に即坂路で４Ｆ５３秒９をマークしており、牧場ではすこぶる順調に調整されていたと推測できる。この１本を含め、坂路４本、ウッド１本、計５本の追い切りを消化。１週前はウッドで併せ馬を行い、６Ｆ85.8-69.2-52.9-37.6-11.4。格上のソールオリエンスを追走して併入に持ち込んだ。そして今週は坂路で３頭併せを行い４Ｆ54.1-39.5-25.2-12.0。僚馬２頭を大きく追走しながらも、軽く抜き去って約２馬身の先着。我が強いのか多少、乗り手に反抗する仕草を見せていたものの、力強い脚さばきで攻め気配は前走以上。かなり良い仕上がりで臨めそうだ。