netkeiba

　
　ショウナンラプンタ。
　ゆきやなぎ賞（１着）以来、２回目の購入となる予定。
　キズナ産駒の、牡馬。
　良駒だ。

　菊花賞からの復帰戦を、待っていた。今季、活躍すると思っている１頭。鮫島の”折り合いビタ乗り”が、上手く成長に繋がったタイプの馬。落ち着いて走れば、良い末脚もある。青葉賞も２着ながら一生懸命前に迫っていたし、神戸新聞杯３着も、馬場が悪い中京で中団から脚を伸ばした。菊花賞は人気以上に好走すると思っていたが、やはり４着。地力が上がってきている。

　エビデンス・過去の似ている事例としては、昨年このレースで菊花賞→日経新春杯で単複を買ったサトノグランツ（３着）。中京開催だった２０２２年に（有馬記念・４着を見なければ）菊花賞４着馬が、ここで復帰したステラヴェローチェ（２着）。このあたりに似ている。それから、２０１９年、グローリーヴェイスが菊花賞５着からここを勝った時にも似ている、あの時も単複を持っていた。

　鞍上は、鮫島騎手。
　中京は前が止まらない。今週からBコース。おそらく、さらに前が止まらない。２２００ｍという距離はこの馬には適距離かやや短いかというくらいの距離。馬の行く気持ちに任せた位置取りでは厳しくなる。中団を取りたい。折り合いに心境を見せている今のこの馬なら、位置取りを取りに行っても大丈夫なはずだ。

　相手を少し、見渡してみる。
　サンライズアースに注目したい。かつてダービーからこのレースで復帰して勝ったアドマイヤデウスに似ている。

　神戸新聞杯→菊花賞と同じ路線を歩んだ逃げ馬、メイショウタバルがやはり強敵。これは今の前が残る中京の荒れ馬場にフィットするゴールドシップ産駒。キャラ的にはメイショウテッコンに似ている。
　
　それから、復帰してすぐに「さすが」というレースをしたタッチウッド。これも逃げか二番手くらいで立ち回りそうで、マークしたい馬。かなり素質があるはずだ。

＜本島修司の競馬分析ワード＞

【馬単位】：2008年に本島が発案した概念。一般的な「このレース、どの馬が来るか」ではなく「この馬、どのレースなら来るか」という見方に切り替えること。馬１頭と真摯に向き合うための概念。

【良駒】：その種牡馬の「産駒らしさ」が濃く出ている馬。『信頼性』が見込め、『ポテンシャルの高さ』を測る目安のひとつにもなる。

【エビデンス】：本来は「根拠」という意味の言葉だが、似ているパターンや、似ている状況で「必然の好走が出来た過去の事例がある」という意味で使用している。