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◆中京芝の馬場想定

　金曜朝時点でクッション値9.5は、かなり高めの含水率を考慮すれば数値が出ているほう。年明け開催まで見据えた硬い馬場造成になっているので、例年よりも内枠先行有利が強い。先週は、本来この開催で差し有利になりやすい中距離でも先行有利だったので、ラチ沿いを出していくと簡単に止まらない馬場を想定。

中京11R　中日新聞杯　芝2000ｍ
レース質：内枠・先行・短縮・スローペース

　先行馬の少ないメンバーで、発走地点が上り坂かつ初角まで短めなレイアウトだけに、逃げ馬が主張すればそこまでペースは上がらない。近年は差し馬が台頭しているレースだが、今年は夏が野芝ベースだったことやロングラン開催を見据えた馬場造成のため、先行有利傾向が見られる。逃げ番手馬が舐められるのであれば、あれよあれよの粘り込みもあり得るレース質。

1.ベリーヴィーナス
　逃げると簡単には止まらない馬キャラで、単騎でいけるとしぶといタイプ。マーメイドSは大逃げ馬勝つ特殊なレースで時計面でも速すぎた。中京芝2000ｍは2勝を挙げており、決して不得手ではない。この最内枠からなら確実にハナを切りにいくので、53キロの軽量で1分59秒台半ばくらいの決着なら粘り込めてもおかしくない。

2.マテンロウレオ
　伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。中京芝2000mは重賞を2戦して1勝2着1回と好成績。自身の内枠が逃げ馬という並びで、ついていけばすんなりラチ沿いの2列目を確保できる。横山典騎手はラチ沿い2列目ポケットから内を通す競馬を得意にしているので、ここはハマる可能性大。