netkeiba

　ヴェローチェエラ
　初めて買う馬。
　リルスティール産駒の、牡馬。
　良駒だろう。
　
　京都コースでと思い、待っていた。春先に素質を見せていた馬。状態も上がってきたか、夏に軌道に乗ってきた。リアルスティール産駒は母父が大事。その母父は、デインヒルダンサー。デインヒル系だ。粘りのある芝の中距離馬に出る。そして実際にそんな走りを出来ている。

　そこに、ディープインパクト系・リアルスティールの血統で、成績通り京都が合いそう。特に現在の、降雨の影響で荒れている京都は合っていると判断したい。デインヒルが出ているぶん、ベストは洋芝かもしれないが。

　鞍上は、クリスチャンデムーロジョッキー。
　中団から流れに乗せてもらいたい。「極端ではない外差し」を。イメージより追わせるタイプだと思う。気合いを付けて、そのまま末脚を持続させて、突っ込んできてもらいたい。

＜本島修司の競馬分析ワード＞

【馬単位】：2008年に本島が発案した概念。一般的な「このレース、どの馬が来るか」ではなく「この馬、どのレースなら来るか」という見方に切り替えること。馬１頭と真摯に向き合うための概念。

【良駒】：その種牡馬の「産駒らしさ」が濃く出ている馬。『信頼性』が見込め、『ポテンシャルの高さ』を測る目安のひとつにもなる。

【エビデンス】：本来は「根拠」という意味の言葉だが、似ているパターンや、似ている状況で「必然の好走が出来た過去の事例がある」という意味で使用している。