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勝負気配濃厚

09 サトノシャイニング 東京・1800m・調教栗東 坂4F52秒台

サトノシャイニングは前走、中京芝2000mでデビュー勝ち。良発表とはいえ、小雨が降っていた上、前半1000m65秒0の超スローペースだったため、勝ち時計は平凡だが、緩ペースでも番手でピタリと折り合い、上がり最速で抜け出しての楽勝だった。同じキズナ産駒で先日、引退・種牡馬入りを発表したジャスティンミラノを彷彿とさせるセンスの良さで、まだまだ奥がありそう。先週はCWでラスト3F35秒9-11秒4、今週は栗東坂路でラスト1F11秒8を楽々とマークし、状態も申し分ない。関西有力厩舎の杉山晴厩舎が、2戦目に東京芝1800mの東スポ杯を使うのは、当然、来年のダービーを意識してのものであり、勝負気配の高さは明らか。スローペースが予想されるだけに、この馬のセンスの良さが活きる展開になる可能性も高い。前日発売段階で4番人気と馬券的な妙味も充分。中心に推す。

レッドキングリーは前走、東京芝2000mでデビュー勝ち。サートゥルナーリア産駒らしく前進気勢の旺盛な馬だけに、スローペースでやや折り合いに苦労したが、勝負所からの反応は抜群。加速ラップをマークし、4馬身差の楽勝だった。北村宏騎手からルメール騎手に乗り替わっての東スポ杯参戦は、ノーザン天栄の期待の高さの表れ。今回はデビュー戦以上に折り合いが課題となるが、ルメールが巧く折り合いをつければ、即重賞で勝ち負け可能な器。対抗に推す。

クロワデュノールは前走、6月の東京芝1800mでデビュー勝ち。1分46秒7という破格のタイムをマークし、勝ちっぷり、時計ともに非凡な能力を示した。間違いなく、クラシックの有力候補であり、2戦目に東スポ杯を選択したのも、ノーザンしがらきの期待の高さの表れ。ただ、中間に右前深管に不安が出て、やや急仕上げ。今週の調教も頻繁に手前を換えており、デビュー前の動きには及ばなかった。今回は人気ほどの信頼性はないと見て、3番手とする。

デルアヴァーは前走、福島芝1800mでデビュー勝ち。出遅れて後方追走だったが、大外をぶん回して、上がり最速で突き抜けた。調教を見てもまだまだ粗削りだが、フランケル×アムールブリエというノースヒルズ期待の良血馬らしく、素質は高い。三浦騎手が3頭いるお手馬の中で、この馬を選んだのも期待の高さの表れ。福島から東京へのコース替わりもむしろプラス。4番手に推す。

調教の動きひと息も前走、札幌2歳Sで3着に好走したファイアンクランツ、勝ち時計は平凡も、前走、東京芝1800mを上がり最速で楽勝したプレシャスデイが押さえ。