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◎9 サトノシャイニング〇7 レッドキングリー
◎9 サトノシャイニング
前走（1着）は、スローペースを見越して向正面で捲り、内が使える馬場に乗じて早めに距離マージンを広げたタイセイリコルドの勝ちパターンだったレースだが、直線のギア上げ性能だけで交わした内容。タイセイリコルド自体は弱い馬ではなく（その後勝ち上がり）、瞬間的に加速しにくい馬場でこの芸当を叩き出したので、数字では語ることができない強さを示したものと評価している。今回、田辺Jが騎乗するニシノイストワールが極端なスローペースに落とし込む可能性まで視野に入れた時、直線でのギアチェンジ性能勝負に振れると、レッドキングリーとサトノシャイニングの一騎打ちになる想定。後述するが、レッドキングリーは新馬バフが無くなる状況には転じるので、オッズ込みでサトノシャイニングの方を上に取った。
〇7 レッドキングリー
前走（1着）は、入りで気難しい部分を露呈してしまったが、直線スピード力の違いで圧倒。ポテンシャルの高さを示した。今回ルメールJ替わりで多少無いし折り合い面は緩和するとみれば、引き続きスロー進行なら評価するべき存在になる。ただ、スロー決め脚勝負特化型のサートゥルナーリア産駒（新馬◎）故に、二戦目で案外のパターンは頭に入れておきたい（それでも馬券内は確保するイメージは持っているが）。
3 ファイアンクランツ
素質の高さ自体は評価しているが、まだまだこれからの馬。距離レンジは長めであるため、前走札幌2歳S（3着）は踏み遅れのカタチにはなったが、タイトな流れになったことでスピード性能が問われなかったことがよかった。現状ではスピード不足で、余力を残した状態での直線スピード力勝負では分が悪い印象。
4 クロワデュノール
後半の5F性能が優秀で、通称東京上がり名馬理論に該当して人気を集めている存在。ただ、数字でしか強さを語る要素が無いという点に致命的な欠陥があるとみており、馬体や走法の観点で個人的に一流馬の判定ができない評価をしている。スロー進行の決め脚勝負になったとき、思いの外弾けないオチも十分考えられるので、人気先行感が否めない。
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