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◎スタニングローズ４走前のヴィクトリアマイル（２０２３）では出遅れて後方からのレースになり、ペースの緩んだ３，４角で馬群に包まれて動けなかった。０．８秒差１２着に敗れたが、完全に展開が向かなかっただけに度外視できる。３走前の大阪杯は残り１０００Ｍ付近からペースが上がり、逃げたこの馬は早めからプレッシャーをかけられていて、楽な展開ではなかった。それでも０．５秒差８着と大きくは負けていない。２走前のヴィクトリアマイルは０．８秒差９着に敗れたが、６００Ｍ通過３３．８秒のハイペースを先行する厳しい展開だった。前走のクイーンCは６着とはいえ着差は０．２秒差と僅かで、５７キロの斤量を背負っていたことも考慮すれば悪い内容ではない。近走は結果を出せていないが、それぞれ敗因はある。このメンバーに入れば能力上位だし、近走の着順が嫌われてそこまで人気にならないのなら狙ってみたい。
○レガレイラ４走前のホープフルSでは４角で大外を回るロスがありながら、内をロスなく立ち回った２着のシンエンペラーを差し切って勝利。勝ち時計の２分０秒２は同レース史上最速のタイムだし、ラスト１ハロンが１１．５秒という上りの速い展開を差し切っていて、かなり余力のある内容だった。２走前のダービーは、レースの上り４ハロン４５．１秒という同コース史上最速のタイムを記録。後方から差すのは厳しい展開だった。０．７秒差５着に敗れたが、展開が向かない中、４角１３番手から上り１位の脚で追い上げる強い内容だった。前走のローズSはセキトバイーストが大逃げを打つ展開で、離れた２番手は１０００Mを６１秒台中盤で通過しているように、かなりスローペースだった。上位を先行馬がほぼ独占する展開で、最後方から追い込んだこの馬には全く流れが向かなかった。０．４秒差５着に敗れたが、参考外。牡馬相手でも世代トップクラスの力を見せていて、このメンバーでは能力最上位。人気でも逆らえない。
▲シンティレーション前走の府中牝馬Sでは、ブレイディヴェーグ、マスクトディーヴァ、フィアスプライドといったＧ�宜チ�馬に割って入り、０．２秒差２着に好走。ラスト１１．４−１１．０という優秀なレースラップを、メンバー中最速タイの上りを使って追い込んでいて、素直に評価が必要。好メンバー相手に好走した前走の内容からここでも通用する可能性は高い。
☆コスタボニータ３走前のマーメイドSはスタートで出遅れ、後方からのレースに。前残りの展開だっただけに、０．９秒差１０着に負けたが度外視できる。２走前の小倉記念はハイペースで逃げた馬から離れた２番手を追走。高速馬場とはいえ、この馬でも１０００Mを５８秒台前半で通過していて決して楽なペースではなかった。最後はクビ差差し切られたが、展開が厳しかったことと牝馬ながら５６キロのハンデを背負っていたことを考慮すれば、勝ちに等しい内容だった。前走の府中牝馬Sは０．８秒差１１着と案外だったが、過去にはある程度上りのかかるレースで結果を出してきているだけに、上りの速い展開が合わなかった可能性がある。近走にはそれぞれ敗因があり、そこまで評価を下げる必要はない。オッズほどの差は無いはず。
☆ライラック昨年のエリザベス女王杯は、３，４角で最内を回った馬が１〜３着を独占する内有利の展開。この馬はコーナーでやや外を回り、４角ではやや前が窮屈になる不利もあったが、それでも０．３秒差４着まで追い上げた。通ったコースを考慮すれば強い内容で、評価が必要。前走の府中牝馬Sは１．０秒差１３着に敗れたが、前半に折り合いを欠いたことに加えて、プラス１８キロの馬体重も影響したか。昨年の内容から、能力を出し切れれば通用するはずで、この人気なら近走の着順に目をつぶって押さえておきたい。
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