本島修司の予想

11R
菊花賞 GI
10月20日(日) 15:40 京都 芝3000m
予想印
13アーバンシック(2人気)

【ご注意】予想の転載はお控えください

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝通常
13
1,500円 払い戻し:1,500円x3.7倍=5,550円
複勝通常
13
7,500円 払い戻し:7,500円x1.6倍=12,000円
合計 9,000円
払い戻し・収支
払い戻し金額 17,550円
収支 +8,550円
レース結果
着順 馬番 馬名 人気
1 13 アーバンシック 2人気
2 16 ヘデントール 4人気
3 17 アドマイヤテラ 6人気
4 11 ショウナンラプンタ 7人気
5 7 ビザンチンドリーム 9人気
6 4 ダノンデサイル 1人気
7 12 シュバルツクーゲル 14人気
8 5 ハヤテノフクノスケ 15人気
9 15 エコロヴァルツ 12人気
10 18 アレグロブリランテ 18人気
11 8 ウエストナウ 11人気
12 6 ミスタージーティー 13人気
13 14 メリオーレム 10人気
14 9 コスモキュランダ 3人気
15 1 ピースワンデュック 8人気
16 10 メイショウタバル 5人気
17 3 アスクカムオンモア 16人気
18 2 ノーブルスカイ 17人気

払戻金

単勝 13 
370円 2人気
複勝 13
16
17
160円
240円
470円
1人気4人気7人気
枠連
  • 7
  • 8

760円 4人気
馬連
  • 13
  • 16

1,180円 4人気
ワイド
  • 13
  • 16

  • 13
  • 17

  • 16
  • 17

490円
1,070円
1,640円
4人気10人気18人気
馬単
  • 13
  • 16

2,000円 6人気
3連複
  • 13
  • 16
  • 17
5,200円 15人気
3連単
  • 13
  • 16
  • 17
19,390円 49人気

※結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

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見解

菊花賞のセオリーに合致、その強みを味方に「完璧な道中」を作りたい一戦。


 アーバンシック。
 初めて買う馬。
 スワーヴリチャード産駒の、牡馬。
 良駒だろう。
 菊花賞向きの馬だと思い、待っていた。

 菊花賞のポイントは、次のようなものだ。
 ・西の前哨戦、神戸新聞杯1〜3着馬(距離伸びて良い血統)
 ・東の前哨戦 セントライト記念の1〜2着馬(距離伸びて良い血統)

 タスティエーラの「直行成功(2023年菊花賞・2着)」で、これからは日本ダービーからの直行も増えるかもしれない。だが、3000m戦のマラソンレース。基本的には、前哨戦を使った方が有利で、かつ「どちらの前哨戦が、菊花賞向きの馬が上位に来ていたか」の分析が重要となる。例年、レベルが高いのは神戸新聞杯の方。しかし、今年はセントライト記念の方に目を向けた。
 
 アーバンシックはダービーで大敗したが、成長力を見せていた。また、後方一辺倒だった脚質にも、位置取り矯正を見せた。今なら中団で流れに乗れる。追い込み馬から差し馬にチェンジした印象だ。

 父は、スワーヴリチャード。評価が急上昇(種付け価格も急上昇)している種牡馬だ。ちょっと異様に評価が上がってしまっているが、普通に「ハーツクライ系の優秀な種牡馬」としていいと思う。スワーヴリチャード自身は3000m砲ではなかった。王道の2400mを走っていた馬だが、産駒から3000mが合うタイプが出てくるのは自然な流れだろう。

 ダービー、11着。これが、着順的に気になる。おそらく、みんな気になる。ただ、高速化した東京の芝2400mでのG1と、京都の3000mのマラソンG1の菊花賞は、関連性は薄れている。

 日本ダービーで3着以内であれば「能力の証明」にはなる。近年だと、タスティエーラ(2着)、ソールオリエンス(3着)、アスクビクターモア(1着)などがそうだ。

 しかし、G1で戦える「成長」さえ見せていれば、ダービー大敗、秋にトライアルで上昇、菊花賞でも好勝負という流れは作れる。キタサンブラックなどもそうだった。2019年(8番人気・2着)に単複を買ったサトノルークスもそうだった。

 エビデンス・過去の似ている事例としては、ジャスティンパレス。日本ダービー大敗(9着)から、神戸新聞杯を圧勝して、菊花賞で(3着)。このパターンに似ているだろうか。 

 鞍上は、ルメールジョッキー。
 出脚が鈍いので、ゲートに気をけてもらいたい。馬群の中で我慢する競馬をしてほしい。距離はハーツクライ系で大丈夫だと思う。道中は動きがあるだろう。動じず、動かず、マイペースで。馬群の中に身を潜めて、直線へ向いてもらいたい。

 G1だ。
 相手を少し、見渡してみる。

 アドマヤテラ。
 世の中はすっかりダメな種牡馬という烙印を押しているが「1期生の秋ごろからジワジワ上昇する」としていた「レイデオロ産駒全般」。その筆頭がこの馬かなというイメージ。3000m戦は不安より、一発の魅力がありそう。僕は普段印を打たないが、印で表現するとしたら、△。

 アレグロブリランテ。
 さすがに近走のこの成績では、3000mのG1では厳しいと思う。

 エコロヴァルツ。
 しぶとく頑張っている。ただ、G1ではもうワンパンチ欲しい印象。

 コスモキュランダ。
 セントライト記念は「自分で動いて2着」。勝ちに行く競馬ができていた。菊花賞向きだ。ただし。父、アルイアインに、あまりにも似ている成績。この点だけがどうか。母馬は長い距離での活躍馬。このあたりに活路を見出せるか。父アルアインは距離が長く、菊花賞は厳しかった印象。そのぶんだけ、どうかだ。△

 シュヴァルツクーゲル。
 夏に上昇。重賞を使わないローテーションがどうかだが、母父モンズンのキズナ産駒。一発の可能性はある。走り方から距離は大丈夫そうだ。△

 ショウナンラプンタ。
 ゆきやなぎ賞(1着)で単複を買った時に、鮫島騎手が”折り合いビタ止めで押さえつける”ような騎乗をして勝たせてくれた。あれが実に「教育的・騎乗」になっている。3歳の秋、神戸新聞杯では3着。ここでも完璧に折り合った内容は、成長が見えた。鮫島騎手がまた同じような騎乗をやってきそう。G1に何度も出ており、意外と経験値を持っている馬でもある。馬群の中で、折り合いピッタリ、周りに合わせずマイペースからの、無欲の差し競馬をするかもしれない。春から一連の競馬、騎乗、ローテを評価している。〇

 ダノンデサイル。
 ぶっつけは問題ないと思う。ただ、「エピファネイア産駒は本質的に3000m超えはどうなのか」。3歳秋で、まだ本質が問われる時期ではないし、菊花賞は中距離馬でも上位に来る。だが「本質的にステイヤーの資質がある方を評価する」のが王道だと感じる。日本ダービーの着差を見る限り、このメンバーの中でなら、単純能力は一番だ。△

 ピースワンデュック。
 実績通り、ステイヤー資質を秘めていそう。柴田善騎手を応援しながら見守りたい。母父ジャングルポケットの血統も生きるかもしれない。すごく好感を持てる1頭。△

 ヘデントール。
 なかなかの、夏の上がり馬。しかし、こういう成績なら前哨戦の重賞をどこか使うべきだった。鞍上は「関西圏のG1・差し馬の戸崎騎手」。あまり過剰なほどの高い評価はしない。△

 メイショウタバル。
 いい逃げ馬だ。前走の走りには降参してしまった。今回もあの溜め逃げならば、やはり恐い存在だ。ゴールドシップ産駒。3000mは大丈夫だと思う。あとは、競りかけられた時にどうか。そして暴走しないかどうかだ。△

 メリオーレム。
 前走はエンジンがかからなかった。3000m超えは合っているはず。あとはG1で戦える実力かどうか「しっかり前哨戦を使ってもらった大事な経験値」を、ここで生かしたい。△


<本島修司の競馬分析ワード>

【馬単位】:2008年に本島が発案した概念。一般的な「このレース、どの馬が来るか」ではなく「この馬、どのレースなら来るか」という見方に切り替えること。馬1頭と真摯に向き合うための概念。

【良駒】:その種牡馬の「産駒らしさ」が濃く出ている馬。『信頼性』が見込め、『ポテンシャルの高さ』を測る目安のひとつにもなる。

【エビデンス】:本来は「根拠」という意味の言葉だが、似ているパターンや、似ている状況で「必然の好走が出来た過去の事例がある」という意味で使用している。

公開日時:2024/10/18 19:05

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