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　能力的にはオークス馬チェルヴィニアと桜花賞馬ステレンボッシュが一枚上だ。スケール大きいチェルヴィニアに対してステレンボッシュはセンスが非凡。小回りの京都内回り2000m芝なら当初はステレンボッシュを上位と見ていた。ただ、ステレンボッシュは動きの硬さから1週前追いを1日延ばし、時計的には動いているものの春まで見せていた鋭い反応が直前まで見られなかった。外枠も不利。評価を落とす判断をした。
　チェルヴィニアが崩れたのは順調さを欠いてぶっつけ本番になった桜花賞13着だけ。圧倒的スケールでデビューから高いパフォーマンスを見せて、オークスも完調ではなかったが力でねじ伏せた。今回は夏を越して順調に来ていることが何よりで態勢は整った。器用なタイプではないだけに京都内回りが鍵と見ていたが枠順も絶好。スケールで圧倒し2冠は濃厚と見る。
　基本は2頭の一騎打ちだが崩れるならステレンボッシュか。ミアネーロは絶好の動きを連発し栗東滞在が功を奏すか。クイーンズウォークは春よりも成長著しい。切れ鋭いボンドガール、勝負強いコガネノソラ、粘るクリスマスパレード、ランスオブクイーンも圏内だ。馬券はチェルヴィニアから3連複と3連単1着固定を買う。