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　◎アーバンシックは「スワーヴリチャード×ハービンジャー」という組み合わせで、ホープフルＳ（Ｇ１）を勝ったレガレイラとは１００％同血の関係（父が同じで、母同士が全姉妹）。母方にダンジグを持つスワーヴリチャード産駒は、アーバンシックとレガレイラの他に、スウィープフィート（チューリップ賞）、コラソンビート（京王杯２歳Ｓ）、パワーホール（札幌２歳Ｓ−２着、共同通信杯−３着）などが出ており成功している。この配合は中山芝で１２戦して【３−２−１−６】と抜群の成績だ。アーバンシック自身は器用なタイプとはいえないが、それでも京成杯（Ｇ３）２着、皐月賞（Ｇ１）４着と、小回りの中山コースで健闘している。中山芝２２００ｍは外回りコースなので、この２戦よりは走りやすいだろう。前走の日本ダービー（Ｇ１）は１１着と大敗したが、異例の超スローペースとなったため、前に行った馬、内を回った馬に有利なレースとなった。４コーナー１５番手で直線大外に持ち出したこの馬が勝負にならなかったのは致し方ない。セントライト記念（Ｇ２）は向正面の坂の下りからラスト４ハロンの脚力勝負になりやすい。２歳秋の百日草特別（１勝クラス・東京芝２０００ｍ）でラスト４ハロン１１秒９−１１秒７−１１秒５−１１秒３という加速ラップを後方から差し切ったレースぶりは、そうしたレースへの適性を示している。今回は力を出し切れるだろう。