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先週の雨中の競馬で3、4コーナーの芝は剥げ、完全に外差しにシフトするかと思いきや、土曜日の中京芝は外を回すジョッキーもほぼおらず、いつも通りの競馬。芝は剥げても根付きのいい状態が続いているということだろう。直線も内外フラットな状態で、大きなバイアスのない馬場となっている。

この馬場傾向なら内外関係なく適性の高い馬を狙えるということで、穴馬の本命は◎ママコチャ。昨年のスプリンターズSの勝利から2戦を負けたことで人気を落としているが、2走前の阪神Cは追い込み有利のハイペースに巻き込まれて失速。ただ、あのペースを先行して5着ならG1馬としての意地は見せたと評価できる内容。また前走は同コースで負けたものの、重馬場で極端に内枠有利の馬場。それを外々を回らされては走れるわけもなく、8着。度外視でいい内容。

今回はツメ不安もあって約半年ぶりの競馬だが、鉄砲実績もあり、調教でも動けている。力を出せる状態だと判断していいだろう。折り合いを気にせず走れるハイペースの1200mも好材料で巻き返しに期待したい。

一方、人気馬の本命は◎トーシンマカオ。これまでG1に手が届くかという競馬を見せつつもなかなか成績が安定しないが、理由は簡単で、極端に内枠を苦手としているから。これまで重賞で好走した6戦のうち5戦がふた桁馬番で、8枠に入って馬券に絡めなかったのは2回だけ（それも4着）という生粋の外枠好き。今回は8枠17番という絶好枠を引き、また中京芝1200mでは好走のツボとなる距離短縮ローテ。力を出せればG 1級の能力と恵まれた条件を味方に勝ち負けまで期待したい。

そして穴馬に▲ジョウショーホープ。これも1400mからの距離短縮ローテ馬。1400m巧者らしい持続力と、速い追走ペースを苦にしない能力はこのレースの特徴に非常にマッチしている。押さえの３連複はこの馬からの馬券を買っておきたい。