netkeiba

近年はメンバーが揃うことが多かった紫苑Sだが、今年は1勝クラスを勝っただけの馬も多く寂しいメンバー構成。

加えて先行する競馬で勝ってきた馬が多く、牝馬にとっては長い距離である2000m戦ということを考えるとある程度タフな競馬に適性がある馬の方を狙いたいところ。

◎クリスマスパレード

前走の関東オークスはダートが合わずに度外視。2走前のフローラSは不利な外枠を引き、先行して終始外3を回る競馬でロスした分最後は粘り切れずだったが4着と悪くない内容だったし、重賞でも通用する能力は見せた。

キタサンブラック牝馬らしく気難しいところがありリスクはあるタイプだが、1勝クラス勝ちも余力残しだったしポテンシャルの高さはこのメンバーでも上位なはず。今回は前に行きたい馬も多そうなのでうまく控えて進められるようなら。

〇ホーエリート

2走前のフラワーCは中団外で競馬して、コーナーも外を回ってロスはあったがしっかり脚を伸ばしてきて2着だが内容的には一番良かった。前走のオークスは後方から早めに外を動く競馬をして最後は苦しくなった。結果的には瞬発力勝負でキレない馬で後ろにいても仕方なかったので悪くないチャレンジ。

フラワーCは1勝馬のみのメンバーで重賞としては手薄な中での好走だったとはいえ、今回もメンバーは薄い。前に行って勝ってきたタイプが多いので流れ的にもこの馬にとっては向きそうだし、相対的には上位評価になる。

【他有力馬見解】

ボンドガール

前走のクイーンCは最内枠でスタートから出たなりで折り合いをつける競馬だったがやや折り合いを欠いていた。それでも4コーナーまで内で溜めて直線はキレイに前が開いて伸びてきて2着。7月末の開催で斤量50キロと軽かったこともあり評価難しいが、古馬のオープン馬相手にも通用する力を見せたのは確か。

毎回折り合いを欠いている馬で、今回はさらに200m延長とまずは自身との闘いになりそう。メンバーがかなり軽いので能力的には一枚抜けているだろうが、外枠を引いてそれを出し切れる確率が高いとは言えないのでその分評価を下げた。

ミアネーロ

2走前のフラワーCは内3列目でロスなく競馬して、最後も内をロスなく抜けてくる競馬ができて勝利と恵まれた面は大きかった。前走のオークスは中団の内でロスなく運んだが伸びずバテずで特に見せ場はなかった。

オークスは相手も強かったしキレない馬で東京も合わなかったので見直しはできる。ただフラワーCもスムーズな競馬でだったし、手薄なメンバーな分で人気になるのはわかるが押し出されている感はあり個人的にはあまり触りたくない。

エラトー

3走前のチューリップ賞はハイペースで先行する展開で不利もあって止まったが、古馬相手になって1勝クラス、2勝クラスと快勝。前走は逃げ馬とやや離れた番手でスムーズだったとはいえ、翌日の巴賞と0.5秒差の走破で時計も優秀だったし、あっさり後続を突き放していてまだ余力もありそうでここでも能力は上位。

ただここ2走は前有利の函館でスムーズに先行しての競馬で楽ではあったし、距離延長で先行馬多いメンバーは大きな課題。デインヒル4×4で走りを見てもどちらかというと距離は短い方が良いタイプだと思うので高い評価はできなかった。

【買い目】

単勝◎　馬単・馬連◎→〇　三連複◎○→△

◆消印について
　単勝オッズ10倍以下になる見込みで、期待値が低いと判断した馬となります。
　※買い目構成の便宜上、消馬にも印が入る場合があります。

・2023年〜2024年5月までの消印成績
　[ 246 - 239 - 226 - 1509 ]
　勝率　11%
　複率　32%
　単回　57%
　複回　61%