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土曜日に中京芝1200mで行われた長篠Sはサドラーズウェルズ系フランケル産駒が勝ち、馬券圏内3頭の母父はすべてノーザンダンサー系。父母父もノーザンダンサー系。ノーザンダンサー系のなかでもダンチヒ系、ストームキャット系の好走が多かった。
日曜日も土曜日と同様かさらに馬場が悪化する可能性もあり、また当レースはまだ非力なこの時期の2歳限定重賞。力のいる馬場で上記血統か、さらに馬力を強調された血統を持つ馬を狙っていきたい。

それを踏まえて本命はエイシンワンド。父ストームキャット系ディスクリートキャット、母父タイキシャトルという血統だ。ストームキャット系の今の中京馬場の適性が高いのは前述の通りだが、それ以上に評価したいのが母父タイキシャトル。産駒はこの時期の完成度が高く、時計のかかる馬場も苦にせず走れ、さらに直線に坂のあるコース得意な“急坂血統”でもある。前走よりも追走ペースが上がるのも歓迎材料だ。

対抗はタマモティーカップ。父はストームキャット系同様、今の中京芝に合うダンチヒ系デクラレーションオブウォー。高速馬場よりも渋った馬場のほうが走れる産駒が多い種牡馬でもある。また母父フジキセキは小脚が使える器用なタイプが多く、若駒の短距離戦で重宝する種牡馬だ。