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この条件は春に2鞍、去年4鞍。
先週の中京同様、母数が少ないのでなかなか傾向は見えにくいですが、しっかりと各馬をみて書いていきます！

◆コース
2850m　直線芝　障害数9　バンケットなし　タスキなし　直線障害あり

◆前提

未勝利とここは同じ。コースの前提としては基本は前。タスキコースがないので、後ろからの追い上げは難しい。外枠の先行馬は距離ロスあり。道中外から動くと、しっかり最後に影響出る。飛越が上手い馬（前進気勢があるかどうか）であれば、連続障害でポジションを上げたりとアドバンテージを取りやすい。大きく飛んでしまう馬はスピードに乗りずらいので、そこらへんは見極めポイント。

未勝利戦と同じコースなので、飛越や体力どうこうより馬の勢い（調子）とスピード面とに注目。この春に関してはヴァレッタカズマOP初戦、パトリックOP2戦目。昨年もウィンドリッパーOP初戦、サイードOP初戦、サペラヴィOP3戦目、ファッサマグナ3戦目(未勝利→小倉OP→新潟OP連勝)と、とってもわかりやすい。この6戦（今年と昨年）に関しては4角先頭の馬券内100％。テイエムナイスランを、スマッシャーが差せないコースなわけで。ここら辺を前提に進めていく。

◆予想コメント

上位はどの馬にもチャンスが。

◆個別評価

1ファルヴォーレ

平地4走挟んで久々の障害戦。昨年は新潟3250mで3着。22年には2850m戦で2着もあるし、未勝利勝ち上がりもこの舞台。経験値的には頭一つ抜けているが、かかるし、やめる面もあるしで結構難しい馬。手が合う難波Jに合わせての障害戦なのかな？→高橋義忠厩舎のブログを見てきたところ、新潟開催待つために平地使っていたとのこと。ブログ内では「勢いという点で若干寂しく映るのも事実です」という記載もあり得意コースでどこまでという温度感。馬が障害レースを忘れてさえなければ、地力×枠で上位だと思うがはたして。

2アンプロジオ

昇級後、イマイチつかめない馬。てか過去コメントを見る限り陣営もつかめてなさそう。石神JはOPでも期待するコメント出していたけど、昇級2戦で見切り。その後は金子Jが主戦に。近2走はメリハリがなくただ負けている感じ。未勝利時は小倉も福島も走れていたのに。ただ実績のある新潟、距離短縮、間隔を詰めての参戦というのはこの馬としては良い傾向かと。チャンスがあるとすれば、逃げの手を打つ場合か。別に初速が遅い馬ではなく、近2走も周りを見て手綱を引いている。溜めても脚を使えていない現状出していければ。

3スピアヘッド

昇級初戦、障害3戦目。前提に書いた勢いのある馬。障害初戦のアイスジャイアント戦で、ヴァレッタカズマに次ぐ2位の上がり(アイスジャイアント、エイカイステラより早い)で4着。しかも終始空馬の不利を受けてながらのレース。で、2戦目坂口Jに乗り替わったが、ポジションも取って、上がりも使っての完勝。ハービンジャー産駒なので、まだまだ奥がありそう。3キロ減はメリットでありながらも、まだまだ坂口Jはコース取りや仕掛けどころに不安があるのも事実。あと勝ち負けするには時計をかなり詰めないといけないので、平地の脚が足りるか。近さの戦いになればなるほど、騎手の差が問われる。

4スカイテラス

前走の負けはレース中に脚を痛めたようだからノーカンも、福島で未勝利勝った時に、距離は伸びたほうがいい。スタミナが豊富。って聞いてた馬のOP2走目が新潟で2850m戦となると、休み明けだし叩きでは？というのが否めない。脚質から今の馬場のこの条件は合うとは考えにくく、どこまで上がりが使えるか。

5サクラトップラン

去年の障害レースで、一番首を傾げたのがこのサクラトップランが勝ったレース。未だになぜこの馬が勝てたのか、納得するものを揃えられていない。そりゃロスなく乗ったとはいえ、あの手ごたえで直線出向いて、3分6秒台で走れたのか。OP初戦は距離が長く疲れれていたとのことだが、それが実力だと思うんだけどな。平地未勝利、障害7戦目で勝利、11か月半ぶりのレースになる、ホッコータルマエ×ワイルドラッシュの牝馬がで新潟の障害OPで好走するイメージは湧かせられず。

6ケンアンビシャス

前走新潟で未勝利卒業。スピアヘッドと同様狙いやすい条件。その前走は6着のゼンカイテンこそ先週勝ち上がったが、レベルとしては低く小倉の経験値と2勝クラスの脚で圧勝。前走と同じ展開に持ち込めれば同様の内容も…という流れで普通毛嫌いするところだが、メンバーから持ち込めそうで頭を抱える。内にいる馬はファルヴォーレは掛かり癖あるし、逃げて好走したことは平地も含めなし。アンプロジオは金子Jに行く気があればワンチャン。スピアヘッド、スカイテラス、サクラトップランは逃げられる出脚持っておらず。となると、金子に賭けるより、この馬が出たなりで前行く方が可能性が高そうで。逃げて勝った馬の昇級初戦は、逃げられないなら軽視。には該当しなさそうで、むしろちゃんと買わないと。

7レッドバロッサ

障害3戦目。初戦はめちゃくちゃ味のある競馬で、本当に初戦？という障害センスを見せつけた。前走の予想で「試験の好時計を納得させる初戦。ただ、内を立ち回って完璧だったところから、順周り外枠になるし、メンバーレベルもかなり上がり、ペースもだいぶ違う。こなして来たら新潟JSの本命候補。」と書いたがさすがに条件変わり過ぎでこなせず。今回は新潟2戦目で距離短縮。前走より間違いなくペースは落ち着くし、前走ぐらいゲート出れば普通に好位とってきそう。3勝クラスの平地の脚が合って、福島をこなせている時点でスタミナは大丈夫。その福島での上がりも優秀となると巻き返しは必至と考えていいかと。

8ビートザレコード

前走は順当勝ち。2走前は普通勝っていたレースだし(そもそも福島で負けたのがおかしいけど)、負けた相手のイクスプロージョンが勝ちはせずとも先週OPで通用する内容だったのも○。そもそも障害初戦の新潟コースで、次戦でOP2着になれたトモジャリアにタイム差なしの走りができていた馬。福島もロスまみれでも2着だったわけで。飛越がOPレベルかというとまだ足りない面はあるが、固定障害より置き障害の方がいいし、固定→置きで馬が自信をもってこなせれば。小頭数外枠で条件も良く、人気でも逆らわなくていいかと。

9ルヴェルディ

まずは前走の予想「前走は障害2戦目で鮮やかな変わり身。ビートザレコードを退けており、未勝利クラスとしての内容は本物と考えていいはず。ただ、ブラックボイス、ヴェイルネビュラと比較すると明確に時計に差があり（フィルムスコア、スカイテラス寄り）、大きな上積みがないとさすがに厳しいか。また平地の脚も差があるので。。。」大方予想通り、OPのペースについていけずというか、飛越も良くなく。障害数の少ない福島と稍重の馬場がかなり向いていたんだな。という内容。伴Jも動かせるほうだとは思うけど、出鞭バシバシ入れて勝たせた小野寺J専用馬的なところもあるかもしれない。大外から前に着けるスピードはなく、伴J継続で、時計の早い新潟。飛越が良いわけではないので、スタンド前でポジション上げるイメージも浮かばず、差しが決まる展開も想像しにくく。身体を余してる感じからブリンカーつけて一変するタイプとも考えにくく。

◆印と総評
◎8ビートザレコード
○6ケンアンビシャス
▲7レッドバロッサ
☆3スピアヘッド
△1ファルヴォーレ

一番最初に決まった印はファルヴォーレの△。
キャリアの浅い馬たちの中で自滅する馬がいれば、そこに割って入ってくるのは経験豊富な最内枠。
上位4頭はかなり悩んだが、次に決まったのは☆のスピアヘッド。拮抗している中では3キロ減のメリットより坂口Jのキャリアの浅さの不安が勝った。前走もかなり粗く乗っている。
次は○のケンアンビシャス。脚質の優位性が大きい。しっかり逃げられれば一番3着以内にはいる可能性が高いはず。
外枠ながら8番で、自由に競馬をすることができる可能性からビートザレコードを◎に。
レッドバロッサはすんなり番手まで行ければ好走確率高そうだが、先を見据えて溜める可能性も？
どちらの方が崩れにくいかで考えたら昇級初戦とはいえ経験値からビートザレコードが上だった。