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ラップギアコース適性値【瞬3平5消2】に近い比率の馬が有利番馬名 【ラップギア】瞬発指数01リプレーザ【瞬0平1消1】 9802ショウナン【瞬0平1消5】 9303ロードベイ【瞬2平2消6】 9104ジャスパー【瞬0平5消2】10105マウンテン【瞬1平4消5】 9606クムシラコ【瞬1平2消2】 8907ハギノメー【瞬1平2消0】 9208マイヨアポ【瞬1平3消4】10009グレイトゲ【瞬1平3消6】 9810ファイアダ【瞬0平2消7】 9711アビッグチ【瞬3平1消1】 9412ウイングレ【瞬5平6消1】10213チェイスザ【瞬0平3消6】10214デュアリス【瞬2平4消0】10115モズメイメ【瞬3平0消1】10216ディヴィナ【瞬1平8消3】 9217テイエムス【瞬0平3消3】 9918メディーヴ【瞬1平5消2】 96
夏の名物レースとして定着した、JRA唯一の1000m重賞・アイビスサマーダッシュ。新潟直線芝1000mコースといえば2001年の創設当初から8枠有利が有名なコースだったのですが、その歴史を紐解けば、決して"8枠だけを買っておけば良い"など という単純な話ではないことを思い知らされます。
まず第一に知らなければならないのは、8枠が有利だったのは創設から最初の4年だけだったという事実でしょう。
創設前には有利不利のないフラットなコースになるのではないかとも言われていた新潟直線芝1000mですが、フタを開けてみると目に見えて外枠各馬が伸びる映像ばかりが続きました。
有利不利が無いどころか、明らかに、しかも圧倒的に外枠が有利。最初の1年で外枠有利が周知のものとなり、内枠の各馬がスタート直後から外へ外へと殺到するようになっても、それでも外枠の絶対的優位が揺るがないという超特殊コースだったのです。
しかしそれも2004年までのこと。創設5年目の2005年から8枠スタート馬の成績は急落し、その傾向は2015年まで11年間も続きます。その間もずっと「8枠有利説」が多くの競馬ファンの間で妄信されていたのはちょっとした驚きでもあったのですが、創設当初の8枠有利はそれぐらい強烈な出来事だったということなのでしょう。
具体的な数字を出してみても、2005年から2015年までの新潟直線芝1000mコースは、1枠を除くと ほぼフラットに近い成績。このころ8枠ばかりを買った人は歯がゆい思いをしていたかも知れません。
■2005年〜2015年 新潟芝1000m 枠番別成績1枠 510戦(15-20-29-446) 勝率3% 単勝回収 53%2枠 527戦(33-18-20-456) 勝率6% 単勝回収 82%3枠 532戦(35-23-25-449) 勝率7% 単勝回収123%4枠 538戦(25-35-29-449) 勝率5% 単勝回収 53%5枠 548戦(37-27-26-458) 勝率7% 単勝回収 51%6枠 557戦(41-46-32-438) 勝率7% 単勝回収 76%7枠 696戦(50-46-46-554) 勝率7% 単勝回収 81%8枠 704戦(50-69-78-507) 勝率7% 単勝回収 71%
このまま8枠神話だけが残り、フラットな成績に収束していくかと思われた新潟直線芝1000mコースですが、2016年辺りから また風向きが変わってきます。それは創設当初を超えるほどの、強烈な8枠有利傾向。2001年から2004年までを第一期、2005年から2015年までを第二期と考えて、2016年以降の新潟直線芝1000mは第三期(サードステージ)に入ったと考えるべきなのかも知れません。
■新潟直線 芝1000mの 8枠成績第一期 277戦(27-18-28-204) 勝率10% 単勝回収155%第二期 704戦(50-69-78-507) 勝率 7% 単勝回収 71%第三期 505戦(63-51-52-339) 勝率13% 単勝回収 96%※第三期は2024年7月24日現在
「外枠有利」は広く知れ渡っており、さすがに第一期ほどの旨味は期待できないのですが、8枠のみならず、7枠に関しても同様の傾向が見られるだけに、今後もしばらくは ふたたび7枠、8枠を重視して予想を組み立てて行くべきなのでしょう。
■新潟直線 芝1000mの 7枠成績第一期 272戦(18-20-19-215) 勝率 7% 単勝回収123%第二期 696戦(50-46-46-554) 勝率 7% 単勝回収 81%第三期 494戦(42-50-44-358) 勝率 9% 単勝回収 97%※第三期は2024年7月24日現在
このように、競馬データには見かけ上の値『現状値 (Current value)』と、最終的に収束すべき値『収束値 (Convergence value)』があるはずで、現状値と収束値は必ずしもイコールの関係ではないことに注意すべきです。特にサンプルの少ないデータや理由が説明できない "不思議なデータ" などは現状値と収束値がかけ離れている可能性も低くはありません。高回収率で飛びつきたくなるその数値、それは収束値ではなく、偶然が産んだ現状値なのかも知れませんよ。
ちなみに、1枠だけは 今も昔も一貫してずーっとダメです。■新潟直線 芝1000mの 1枠成績第一期 199戦( 9-10- 7-173) 勝率 5% 単勝回収 26%第二期 510戦(15-20-29-446) 勝率 3% 単勝回収 53%第三期 376戦( 8-13- 9-346) 勝率 2% 単勝回収 52%※第三期は2024年7月24日現在
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……と、そういった感じの枠番 要素なども加味した上で、今年のアイビスサマーダッシュは7枠15番のモズメイメイを本命に推奨します。直線の1000メートルは初めて走ることになる同馬ですが、消耗戦の1200メートルも 瞬発戦の1600メートルも 勝っている重賞2勝馬。その後しばらく低迷が続きましたが、前走は狭いところを割って出る競馬で復活の兆し。スピード負けせず差し脚もある、これこそ新潟直線1000メートルの重賞向き と太鼓判を押せる馬でありましょう。
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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。 ※【瞬発指数】は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70〜上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。
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