netkeiba

波乱度☆☆☆（5段階評価）

WIN5候補順  16.10.1.6.15

何気に出世レースである。22年以来のジュライSになるが、その22年は1着ニューモニュメント（後に川崎記念3着）、2着ジュンライトボルト（後にチャンピオンズC1着）とG1好走馬を輩出。21年は2着がメイショウハリオ（後にG1を3勝）だ。福島ダート1700mのリステッドという条件ではあるが、出世レースと言っても過言ではないラインナップとなっている。上記のメンバーが好走したG1は地方交流かチャンピオンズCであることも付記しておきたい。イメージ通りにハイレベルな小回り的なる適性が問われていることは明白である。また距離は1800m以上であることからもHペースで上がり37秒台で差せるタフネスさも必要だ。そしてその2年で3着、1着と好走しているのが今年も出走するケンシンコウである。別定で59kgが嫌われるかもしれないが他馬とプラス2kgという面で言えば22年と変わっていないのである。基準としてケンシンコウを据えた上で、より小回り的なるものを得意にしているスタミナマンを探すべきなのである。

◎ 7 ショウナンライシン

出世レースであることを踏まえればベテラン勢より未来明るい4歳馬に期待するのが筋である。メンバーを見渡せばお世辞にも出世レースになるとは言えないレベル感ではあるが、それは前回、前々回も同じようなものだろう。何よりも4歳馬がライシンしかいないことが問題である。それでいて意外と人気しなさそうであるからして本命を打ってもいいだろう。前走は穴馬として勝利したが元はと言えば素質馬。当舞台（2-2-0-0）の福島っ子。差し決着の中を先行して押し切った内容は勝ちっぷり、タイム共々昇級通用のもの。先行勢が薄い組み合わせなら好走率は更に上がる。OPで燻るベテランメンバー相手なら一気に突破。