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ラップギアコース適性値【瞬1平5消4】に近い比率の馬が有利番馬名 【ラップギア】瞬発指数01マリオロー【瞬2平1消1】 9802ヴァンヤー【瞬2平1消4】10603ゲンパチル【瞬2平5消3】 9504リプレーザ【瞬0平1消1】 9805スレイマン【瞬3平4消1】10606レガーメペ【瞬0平3消3】 9707バスラット【瞬3平0消0】10108ウェルカム【瞬2平3消2】10109ハピ 【瞬5平2消0】10510メイショウ【瞬1平4消1】 9611ヤマニンウ【瞬1平1消2】10712デシエルト【瞬1平3消0】10413ブルーサン【瞬0平4消1】 9714ブラックア【瞬2平3消2】10215グロリアム【瞬2平6消1】10016ラインオブ【瞬2平3消1】 99
2021年、2022年に続き、2024年も小倉ダート1700メートルで施行されることになったプロキオンS。2020年は阪神施行だったし、これで「正規のコースで行われるプロキオンS」は過去5年で2023年の1度だけ ということになってしまった。これらは本来の中京ダート1400メートルコース(のラップ構成)とは まったくの別物になるだけに、ちょっと困ると言うのが正直なところ。
とは言え今年のプロキオンSの場合、どんな施行条件であろうと(11)ヤマニンウルスの存在、それが話題のすべてになるのだろう。
新馬戦で2着馬に付けた4.3秒差は1986年以降のJRA平地競走では最大の着差。それ以前の記録は、たしか1986年ツキノオージャの3.6秒差だったと思うのだが、それを一気に0.7秒も更新したということだ。
たしか10馬身差が1.6秒で、1.7秒以上が大差扱いだっけか?
ちょっと調べてみると、1986年以降 2着に3秒以上の差を付けて勝った馬は13頭おり、有名なところではサクセスブロッケンやメイショウホムラなど。13頭のうち12頭は"3秒以上の大差勝ち"のあとに"少なくとも もう1勝"はしているのだが、2020年プライムデイだけは地方転出後も含め17連敗で引退。
しかしそのプライムデイを加えても、"3秒以上の大差勝ち"をした馬は その後のレースをすべて買い続けても勝率21%の単勝回収119%。同じく人気になりやすいカテゴリの"速いタイムで勝った馬"より、ずっと信頼性はあるし配当的にも頼りになるグループだ。
"速いタイムで勝った馬"と言えば、(11)ヤマニンウルスは 前出サクセスブロッケン以来2頭目の"2着に3秒以上の差を付けて、しかもレコードで勝った馬"。サクセスブロッケンは2007年に新馬戦3.1秒差でレコード勝ち収め、その後も4連勝で"芝未出走のまま"ダービー出走で3番人気に支持された怪物だった。
そののちダートでG1馬となったのがサクセスブロッケン。そして、それ以来の3秒以上レコード勝ちの(11)ヤマニンウルスは紛れもない新怪物か。しかもサクセスブロッケンの3.1秒差を大きく更新する4.3秒差。単純な走破タイム自体もサクセスブロッケンの1分47秒9より3.6秒も速い1分44秒3。同じ距離でも競馬場は違うし(福島と小倉)良馬場と稍重の違いもあるのだが。
その新馬戦のみならず、現在までに4連勝していることからも いまさら(11)ヤマニンウルスが「大して強くない馬が運よく勝ち上がってるだけ」と考える人も ほとんどいない のではないかと思われる。
ラップ的な見地からも、初戦の勝ち方は破格。そのあとは長い休みを入れているように状態不十分なままの出走だったのだが、それを考えれば十分合格点のレース内容。「大して強くない馬が運よく勝ち上がってる」とは考えられない。
ならば問題は状態面か。週半ばには この辺りが また怪しいのではないかと考えていたのだが、どうやら大きな問題は無さそうな気配。馬体重600kgに迫ろうかという超大型馬であり、それがゆえに強くは追えないものの、負荷をかけるポイントを絞り込んでの仕上げになっているのだろう。
状態不十分なままの出走が多かったので、指数的には そこまで伸びていないのだが、それでも一応の最上位。(9)ハピはラップギア適性値【瞬5平2消0】と瞬発型の馬であり、コース適性値【瞬1平5消4】の小倉で というタイプでもないので、他にコレと言った馬が いないというジレンマもある。単勝1倍台が確実な人気面も含め、できれば他の馬を買いたかった というのが本音ではあるのだが。
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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。 ※【瞬発指数】は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70〜上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。
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