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ここは上位拮抗の一戦。正直、確たる軸馬だが相手を人気馬にする以上は何か軸馬を決めなければいけない。本命は10.ソウルラッシュとした。昨春までは有力どころの一角だったが昨秋初戦の京成杯AHを59キロで好時計勝ち、続くマイルCSは外差しの競馬で最内枠が結果的に不利、いずれにせよ展開負けの2着。香港マイルは位置取りが後ろになり外を回してちょっと案外な一戦だったがナミュールとは僅差でセリフォスには先着、ヴォイッジバブル以外にはそう負けていない。前哨戦のマイラーズCは斤量利、出来の差もあったが急遽の乗り替わりがありながら、セリフォスに完勝と昨秋以降の流れは文句をつけるところがない。過去2回の安田記念は9着以下だが一昨年は直線で前が壁になる大きな不利、昨年は発馬直後に左右から寄られる軽微な不利があった。昨年は物足りなさ残るが全く充実度が違うのでこの2例だけで適性がないとは思えない。若干緩い良馬場も理想的なはず。中間は一週前がウッドでラスト1F11秒を切る好時計、直前は流石に軽めだったが重戦車のようなフットワークで充実ぶりは顕著に出ている。枠も内枠より外枠が良いG�気悩３�催の同コース戦から5,6枠がベストの印象。騎手も来年の免許取得が掛かるモレイラ騎手で格も相性も良い。昨年は不利で済ませてもやや発馬に課題が残り、気負うところもあるので当日の気配は注意してほしいが近走の勢い、騎手、枠、実績、状態から減点材料が少なく最も軸向きなのは同馬と判断した。
以下印はほぼ横一線の評価で良いか。惜しいのは17.セリフォス。もっと内枠なら確実に本命だったが折り合いに難を残す同馬にこの枠は大きな不利。また過去10年で過去の安田記念で5番人気以内で3着以内に好走し再度5番人気以内に支持された馬、いわゆるリピーターは複勝率は高いが勝ち切れない面があり同馬も勝ち切れない面がある馬。この馬を本命にするならかなり思い切って2,3着付をオススメしたい。
香港馬の二頭は他出走馬との対戦履歴等から確実に押さえが必要な力量。7.ロマンチックウォリアーはマイルだと恐らく後手になる点と決め手はあるが先行すると追って甘い点が気がかり、勝ち星続く割に僅差でディープインパクトやイクイノックスのような盤石の帝王ではなくテイエムオペラオーのような渋い精神力の高い一流馬のイメージが強い。なので人気的にはヴォイッジバブルを推したいところだが東京競馬場で確り追い切ったのは7.ロマンチックウォリアーの方だった。ヴォイッジバブルは「来日時に馬体が減り」調整軽め。陣営は問題ないとアピールしているが勝負度はどう考えても一枚落ちる。
11.ウインカーネリアンは他に行きそうなどの馬よりテンの脚は速い。持ち時計からもここで勝ち切る力は十分にあるし海外明けの昨年より調整のしやすさは強調出来るか。東京新聞杯以降勝ち星がないのでアタマまではどうかと、課題の発馬が決まるかどうかではあるが展開利があって上位級の力がある割に人気は薄いイメージ。確実に押さえたいし、穴候補の一頭だ。
2.ガイアフォースは昨年末脚発揮でセリフォスに詰めたし健闘の4着だった。チャレンジCで案外だったり若干底力微妙な点と馬場が緩い場合に1枠がどうかの懸念はあるがセリフォスから比較すれば首位級の脚力で単10倍前後なら昨年同様美味しい存在の一頭だろう。晴紀ストの自分としては長岡騎手でG�気鮠，燭擦燭せ佞料曚い眤砂鼎靴燭い掘崢匹だ擇蠅望茲辰臣量湘戮旅發�ない若手騎手」は開業当初の穴パターンだった。この鞍上はむしろ買いだ。一週前に坂路で絶好の動き、状態も申し分ないはず。配当指向強めの予想で行くなら本命は11.ウインか2.ガイアで勝ち切りまでイメージに入れるなら2.ガイアがオススメ。
5.ナミュールは実績から巻き返しは十分、前走はやや展開不利もあって言い訳の効くところ。中間の動きは前走程目立たないがエネルギーを溜める意図もあったようでそこまで気にしなくては良いか。ただ前走よりは流石に相手も強く本命を打つには思い切りすぎな印象。押さえまでとしたい。
15.ヴォイッジバブルは妙味はあると思うので押さえるがどちらかというと立ち回りを活かしたい馬。前述状態面も含め懸念材料は多く正直好走率が高いイメージは沸かない。オッズ次第では切ったり、以下印外各馬評で述べる穴馬を優先しても良いかも。
以下印外各馬評、穴は18.ダノンスコーピオン、12.フィアスプライド。足りなそうだが4.ジオグリフ、8.エアロロノアは過少評価されそう。1.カテドラル…近走は上がり3ハロンがメンバー中2位以内の競馬が続いているが直線の短い競馬場の4コーナー戦でコーナリングを含めたタイムで直線の長い東京のG�気廼�調出来るものではない。どうしても斤量が重くなるのがネックだが、ここを負けてサマーシリーズの2000mが狙い目。3.レッドモンレーヴ…前走は連覇こそならなかったが上がり3ハロン32秒2を駆使し昨年よりコンマ6秒も時計を詰めての2着、よく頑張っている。昨年も安田記念、マイルCSと大崩れせずに走れているのは差し馬らしいこの馬の強み。反面突き抜けるには位置取りを改善するかより上位の決め手を発揮しないといけない訳でメンバー層が厚いココは前者に賭けるしかない。狙うなら3着付のイメージだが。4.ジオグリフ…皐月賞以降勝ち星はないが古馬になって海外遠征と南部杯以外はそう崩れていない。ただ2歳時に朝日杯FSへ向かった際に距離不足を感じた馬、近走の相手から6.ドーブネ…中山記念は展開利が大きい2着、キャピタルSも少頭数戦でスローに恵まれてのもの。先行脚質で穴っぽさはあるが時計も詰めないと行けないだろうし強気には。8.エアロロノア…22年安田記念は内を各馬避ける馬場がハマった感はあるがセリフォスのお尻は捉えていた。昨年の東京新聞杯でもウインカーネリアン、ナミュールとコンマ2秒差、1分32秒台の時計なら対応可能で展開次第で可能性はありそうな穴馬だがワンパンチ足りない印象は強い。オッズ次第だが狙うなら3着付が面白いか。9.パラレルヴィジョン…前走は特殊馬場、2走前はリステッドで相手疑問。ルメール騎手で人気なら消しで良いのでは。12.フィアスプライド…前走は先行有利が予想されたがそうでなく先行勢では唯一の踏ん張り。差し人気勢のロスがあり枠を活かし切ったとはいえ強い競馬だった。持ち時計も詰めてここでも通用級だがルメール騎手からの乗り替わり、混合戦、近3走で16キロ減が気がかり。穴っぽさはあるが。13.ステラヴェローチェ…前走は差して4着まで浮上、脚を余した感が強く復調なればかつての実績を見直す手はあるがワンターンのマイル向き？スンナリな先行策は怖いが。14.コレペティトール…2走前京都金杯は斤量恵まれ、前走完敗で一線級との力量差は大きく感じた。16.エルトンバローズ…昨年毎日王冠でマイルの強豪撃破、次走マイルCSで少差食い込みと素材の良さは見せたが年明け以降の2戦はサッパリな競馬。右回りの方が良い馬で立ち回りを活かしにくい枠、東京競馬場での調整もどうかと思うし狙うなら秋に見えるが。18.ダノンスコーピオン…前走で狙ったが惜しい4着、ただ馬が良くなったのは明らかで美浦調整を選択が福永調教師が付きっ切りの調整で好時計も出て更に一段良くなっていそう。22年NHKマイルC、富士Sでのセリフォス、ソウルラッシュとの差を考えれば相手関係もそう差はないかも。ただ前走の脚はレッドモンレーヴとは着差通りの差があったし、そのレッドモンレーヴですら上位はどうかの組み合わせ。あくまで穴馬の一頭、枠もさすがに有利ではないだろうしオッズ次第。
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