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◎ 7 グランデマーレ

新馬戦、葉牡丹賞と連勝して神戸新聞杯では約1年ぶりにも関わらず2番人気に支持された逸材。神戸新聞杯と次戦は惨敗したものの阪神マイルで連勝してOP入り。昇級後の関屋記念では5着と目処立て、少なくともここまでは将来を嘱望される優等生だったと言わざるを得ない。その後休養が重なり満足にレースが使えない日々。人が視認できるギリギリの復活の狼煙をうっすらと、燻らせたのは信越SとオーロCの2戦。左回り1400mだった。オーロCではビンビンの手応えのまま後続を引き連れて2年半ぶりの勝利。当時僕は2着のグレイイングリーンを本命にしていたはずだからよく覚えている。良馬場ではめっぽう強いグリーンを余裕綽々で押さえ切ったその脚力はまた重賞でも輝けると確信した。

前走はまた間隔を空けてしまい得意ではない中山マイルで展開向かずなら度外視可能。中間の追い切りでは唸るような手応えで初夏の空気を切り裂いた。状態面は過去最高。あとは展開が味方するのを祈るのみ。

おそらくインは混雑する模様で後手を踏んだらおしまい。うまく鞍上が流れに乗せて好位抜け出しを図れば好走可能と見た。

○ 15 ウインマーベル

昨年の京王杯のようなイメージで予想すれば内が有利と断定することはできない。スムーズさを欠くくらいならロスがあっても外の方が速いこともある。マーベルは外を引きすぎている気がするが、幸いなのは鞍上とのコンビ歴が長いこと。マーベルだけが外を引いているのではなく、松山さんも一緒に外を引き続けているわけだから対策には誰よりも余念がないはず。オリンピックの試行回数より体調を崩すことが少ない僕が熱を出した時どうしていいかわからなかったが、ちょくちょく体調崩す人が薬や漢方に詳しくてLINEで教えてくれたことを思い出す。薬剤師かと思うほどに詳しくてちょっと引いた。1400mであればメンバー随一の能力を持つマーベルが外枠だけで人気落とすなら儲けもんだ。