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京王杯スプリングカップは、東京1400m戦であり、馬場もBコースに代わり、超高速決着になりやすいレースでありますが、ラップバランスを見ると中間緩んだ後傾ラップ戦。
追走できるスピードと速い追走でも最後に溜めが必要になるレースですので、マイル戦からの距離短縮ローテーションが狙い目となります。実際に、距離短縮馬は2023年は1着レッドモンレーヴ、2022年は人気薄のタイムトゥヘヴンが3着、2021年も人気薄のカイザーバローズが3着、2019年のタワーオブロンドン距離短縮、2018年1~3着距離短縮、2017年2~3着距離短縮、2016年1~2着距離短縮、2015年2~3着距離短縮と実績馬がズラリ。
人気2頭がスプリンターであることからも軽視はできない存在ではありますが、今回舞台絶好と言えるこの馬が本命。
◎レッドモンレーヴ
高速馬場の1ターン戦が好走条件。稍重馬場での敗戦や高速決着でのレースと時計の掛かるレースでのパフォーマンスの差を見てもロードカナロア×ディープインパクトに加えて高速決着を好むダイナカール一族という血統の通りで脚が速いタイプ。
重賞勝ちとなった昨年の京王杯SCも1分20秒3という速い時計でのレースであり、1分31秒台決着となった富士ステークスでも2着と好走し、安田記念でも勝ち馬から0秒6差と大きく負けていないことからもG2であれば十分に通用する一頭。特に富士ステークスは、世界最強クラスのマイラーでヴィクトリアマイルでも1人気濃厚のナミュールを相手に0秒2差ですし、上がりについてはこちらのほうが速く、1ターン高速馬場の東京における決め手はG1馬にも引けは取りません。また、このレースは前半4F45秒2という極めて速いラップを刻んだレースであり、スプリント質の追走力を求められており、そのようなレースで強い競馬ができたのであれば短縮した京王杯でも同様のパフォーマンスを見込めます。2戦前はG1のマイルCSで0秒5差は時計の掛かる馬場や東京マイルとは求められる適性が異なる京都マイルであることが要因で、前走は距離が長い中山記念かつ稍重馬場というこの馬にとってはノーチャンスな条件。前走15着、2戦前9着という馬柱の汚れを嫌われて穴扱いになるようならこの馬が最もお買い得な一頭と言えますので本命とします。
〇トウシンマカオ
差せるスプリンターであり東京1400mはBESTともいえる舞台。前走は重馬場かつ内しか話にならない馬場で外を差す競馬でノーカウント可能であり、良馬場なら見直し可能。
▲ウインマーベル
昨年2着で適性は間違いなく、昨年から阪神カップ・阪急杯と連勝して充実しており高松宮記念は苦手重馬場であることからも良馬場に変わるのはプラス。
△スズハローム
差せる短距離馬。前走は直線大外一気の競馬で差し切りと強い競馬ですし、末脚に徹する競馬がハマれば重賞でも。
穴ダディーズビビッド
間隔を開けたローテ+左回りが得意であり、昨年も3着馬。近走右回り3戦後の左周りという絶好条件であり、前走よりも前進可能。
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