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◆アーリントンカップ2024　予想

◎ディスペランツァ

アーリントンカップは、阪神外回りの一戦でありNHKマイルカップへのステップレース的な位置づけ。そのため、中距離適性ある馬は軒並みクラシックトライアルに向かいますが、短距離志向のある馬はファルコンステークスやアーリントンカップへ進み、NHKマイルカップへ参戦するのが主流ローテーションとなります。そのため、短距離馬が集うこともあり、ラスト3ハロン地点から下り坂になり瞬発力勝負になりやすい舞台ではありますが、前傾ラップの上がりの掛かるレースになりやすいレースです。阪神開催後半戦ということもあり、外差しが決まりやすく過去勝ち馬を見ても中距離戦で上がり最速を出すような差し馬（ダノンスコーピオン、カテドラル、レッドヴェイロン、ペルシアンナイト、レインボーライン、タガノグランパ等該当）が好走していることからも中距離戦でも末脚を発揮した馬を上位にし、決め手の鋭さとマイルでの素質を見込みディスペランツァを本命。

ディスペランツァは、デビューしてからしばらく2000ｍでレースをしており、未勝利戦は出世レースといえるメンバーを相手に上位馬が内にいた馬が独占する中で一頭だけ内から4頭目の外々をぶん回す競馬をし、出世レースとなった京都２歳ステークスで大出遅れから大外ぶん回しで上位馬と比較してスムーズさの欠片もない競馬で０秒２差の６着、ホープフルステークスは馬場的には高速で外を回すと厳しいレースを３コーナーの入りで内から４頭目の外々をぶん回す厳しい競馬でも大崩れせずの競馬で能力は示しておりましたし、アーリントンカップでの好走条件である中距離での速い脚に合致しております。

上記のような競馬をしていたので、広いコースで直線長いコースなら面白そうと思っていたところ、その条件で走ることとなった前走１勝クラスの走りは桁違い。勝ち時計は、当日古馬2勝クラスよりも速い時計であり、上りの時計はラスト4F46秒1の後傾ラップ戦であっても他馬よりも0秒5も速い桁違いの末脚で圧勝と能力の差を見せつけました。直線最後は流す余裕もありましたし、直線入ってからはしばらくポジション確保に時間をとるだけの余裕もありましたから内容としては重賞級といっていいでしょう。阪神外回りコースのような広いコースになり一変した通りで、長い直線で瞬発力を活かせる舞台でこそのタイプと条件が揃っただけでなく鞍上は最強騎手であるモレイラ騎手であれば厚く買いたい一頭。

〇ジュンヴァンケット

▲チャンネルトンネル

△シヴァース、タガノデュード

穴　オフトレイル

未勝利戦とこぶし賞で持続力戦と瞬発力戦の両側面のレースで結果を出していることが注目の一頭。未勝利戦は前傾ラップの上がりの掛かる持続力戦で勝利し、前走こぶし賞は前残りの３６秒１−３４秒３の超後傾ラップ戦を７番手のポジションから上がりも一頭だけ２位馬よりも０秒４速い末脚で完勝は能力。阪神外回りで前半流れるレースになれば脚質的にも恵まれる一頭でしょうし、持続力戦になった時のしぶとい脚も実績があるのでここは穴扱いであれば注目の一頭。