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◆東京大賞典
◎キングズソード(指数1位)
大井は砂が変わった直後のJBCクラシックで圧勝。結果的に3着のテーオーケインズがチャンピオンズカップ4着、4着メイショウハリオがチャンピオンズカップで5着、5着ウィルソンテソーロがチャンピオンズカップで2着となり、レベルは決して低い中での圧勝劇ではなかったことが分かる。
JBC時の考察で、キングズソードについて以下の様に考察をしていた。
「2019年のクリソベリルの勝利したチャンピオンズカップは歴代で最もハイレベルな年だってと思っている。クリソベリル・ゴールドドリーム・インティ・チュウワウィザード・オメガパヒフューム。
その中に当時8歳で割って入ったのがキングズガードであり、キングズソードの全兄にあたる。そのメンバーに8歳にして割って入ることがとてつもない快挙だが、若駒時から活躍していた馬ではないだけに、それだけ成長力があったということだろう。
キングズソードは未勝利を勝つのに3戦、1Cを勝つのに5戦と苦戦していたが、5歳冬から3連勝しプロキオンSでも3着と好走した。その後は重賞で安定して好走しているように、この時期になんらかの変化があったのは間違いないだろう。
キングズソードは兄に比べると比較的順調に勝ち上がりを見せ2Cを勝つのに4戦を要するも、そこから3C一発回答→アンタレスS3着→OP2連勝と兄同様に何か変わって明らかに力を付けた。この飛躍の中で上位に届いている可能性があるだろうし、メンバーレベルも軽いここならば3着は十二分に考えられる」
結果的にこちらの見立て以上の成長を見て一気に戴冠となり、前走時からこの様に化ける可能性を考えていた身にとっては、あのJBCのパフォーマンスはフロックではなかった。
JBC勢が上がりかかるJBCで敗戦→上がり早いチャンピオンズカップで上位となった様に、チャンピオンズカップ好走で評価をあげる馬たちは再度大井の重い砂でパフォーマンスを下げる可能性があるはずで、それならばこの馬を素直に信頼できるタイミングになる。
<馬券>
◆他馬の考察◆
・指数2位:ウシュバテソーロ
ドバイWC勝利馬で現状日本のダート中距離路線のTOP層メイショウハリオ・テーオーケインズ・クラウンプライドの帝王賞1−3着馬に対して直近3走でいずれも先着して負け無しと疑いようの無い結果を残している。
ドバイWC後の感覚を開けての日本テレビ盃ではなく今回はやや感覚を詰めてのアメリカ・BCクラシック帰りになるだけに状態面だけではないでしょうか。
・指数4位:ウィルソンテソーロ
JBC時考察
「マーキュリーカップは盛岡の2000m。JRAよりも高速になりやすい盛岡で、2000mでも上がりは36.6というもの。
白山大賞典は例年上り39秒近くかかる競馬になるのだが、今年は上がり35.9という早い決着でこの馬にとっては恵まれてたし、バテなさが強みである2着メイショウフンジンには不利だった。そしてそれはゴール直前にメイショウフンジンが差し返してきている点からも読み取れるだろう。
今回は大井2000mは通常であれば時計は早い部類の競争になるが、今回は砂の入れ替えがある。
船橋同様のオーストラリア(西オーストラリア州・アルバニー)産になるが、船橋は入れ替え直後に通常より3秒程度も時計が掛かるようになりかなりタフなコンディションになった。まだダートの最上位走と走った事がないうえに、自身の得意の馬場コンディションでも競馬できない可能性があるとなれば軽視したい条件。」
時計のかかる大井への適性はJBC通り受け止めて良いかなと見ているものの、チャンピオンズカップで一頭だけ次元の違う脚を使えた点は評価。インでうまく溜めてハマったというのもあるが、実はメイショウハリオもインで脚をしっかり溜めてイン差しと完璧なエスコートをされてたが5着までで、あまりにもウィルソンテソーロの脚がハジけていたもの。
4歳だけにこの時期に強い馬と走ったJBCの経験を以て成長した可能性はあり、オッズあまりのなら買いたい。
・指数3位:ドゥラエレーデ
・指数5位:ミックファイア
3歳馬時の古馬との対戦はパワーが求められやすく経験と加齢が重要になるダートではかなり鬼門になる。スピードとパワーの関係値的にスピード<パワーとなるレースが多い分余計に芝よりもダートでは難しくなりやすい。この考え方的に大井の力のいる砂に変わった点は3歳不利に働く可能性が高い。
またチャンピオンズカップで3歳馬が二年連続で好走したことで、3歳の不利というのも薄れてきているなというオッズ感。それだけにここは軽視したい。
とはいえチャンピオンズカップで3着のドゥラエレーデはミッックファイアよりも上に取りたく、反対にミックファイアはJDDでは相手に恵まれすぎての勝利であった可能性が高いと見ているだけに、2人気では消したい条件。
・指数7位:ノットゥルノ
南部杯時の考察「大井でこその馬だと思っているし、超高速マイルで終始外外で好走できるイメージはこれまでの競馬からは一切見受けられない。ゆったり構えて後半うまく押し上げつつ持続させるのがこの馬の好走パターンだけに、今回は忙しすぎる。」そういった面が存分に出た、終いの脚だけは使うもののマイラーのペースで走られた前組を捕まえきれないという6着に終わった。ただし、内容は良かった。4角前で適性ドンピシャ、力の違うレモンポップを除いて2着イグナイター・3着レディバグ・5着カフェファラオあたりがすべて激しくアクションされている中で、手綱を抱えたまま回って来ていた点は改めて能力の高さを示した。加えて本来のギアを上手く上げられるというノットゥルノの対応力の高さを高速マイルでも発揮できた点は大きな評価点。今回メイショウハリオ・テーオーケインズが2強だが、大井に戻るのであればこの馬を買いたい条件。
JBCでは砂変わった大井でもしっかり対応。このオッズなら不安は少ない。
3連単
1.5-1.5-2.6.9(6*500)
1.5-2.6.9-1.5(6*500)
1.5-2.6.9-2.6.9(12*100)
1-5-2.6.9(3*900)
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