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【展開】
ハイペース
逃げ:3,8
先行:1,7,14,15
差し:2,4,5,6,10,16,17
追込:9,11,12,13,18
【メンバーレベル】
★★★★
※現級のメンバーレベルから5段階で評価!
【見解】
1.コース形態と過去の傾向
ジャパンカップはダービーやオークスと同じ東京芝2400Mで行われます。
当該コースは、スタンド正面からのスタートで、スタートしてから最初のコーナーまで350Mとそれほど長くないため、内枠からロスなく立ち回るのが理想と言えます。
(直近10年のジャパンカップの枠別成績)
また、直線距離は約525Mと新潟外回りコースに次ぐ長さで、各馬決め手を活かせるコースで力も発揮しやすく、しっかり速い上がりを使える実力馬が好走しています。
しかし、このジャパンカップは、ダービーやオークスと比べると、道中あまりペースが緩まず、瞬発力に加えて最後のひと踏ん張りのスタミナも必要となってきます。
また、外国産馬は、今年はフランスからイレジンが参戦してきますが、直近10年で外国産馬[0-0-0-27]は一度も馬券に絡めていません。
日本馬が高低差のあるタフなロンシャンの馬場に苦戦しているように、外国産馬はスピード不足が露呈されるので、中山ならまだしも瞬発力が求められる東京コースは不向きと言えます。
2.推奨馬
◎イクイノックス
2022年のダービーはレコード決着の2着だったが、この時はデシエルトのハイペース逃げで前半5F58.9秒のハイラップとなり、差し・追込決着となったが、展開は向いたとは言え、このペースで上がり33.6秒の脚は中々繰り出せるものではない。
その後、GI5連勝で現役最強馬までに登り詰めたが、前走の天皇賞秋のレコード勝ちにせよ、この馬の長所はハイペースやレコード決着に強いところで、今回パンサラッサやタイトルホルダーといったとばしていきそうな逃げ馬が2頭出走する以上、レコード決着になる可能性も考えられ、ここは実力、コース適性、展開を考慮しても勝ち負けになる可能性は極めて高いと見ています。
〇リバティアイランド
今年の牝馬3冠馬で、前が壁になって脚を余したアルテミスS以外は負けておらず、これまで一度も力負けをしていない。
今年のエリザベス女王杯では、3歳馬のブレイディヴェーグとハーパーが1,3着に来ていることからも、今年の3歳牝馬路線のレベルは例年以上と言えますし、その中でも1強の力を誇示していたことから、古馬相手でも十分力は足りています。
JCと同じ舞台となるオークスでは6馬身差の圧勝で、ラスト3Fは12.0-11.6-11.5と加速ラップを踏んでおり、まだまだ時計を詰められる内容で、ここではイクイノックスに次ぐ評価です。
3.その他人気馬の評価
・ドウデュース:押さえ
前走の天皇賞秋(7着)は、直線伸びなかったが、1000M通過57.7秒のハイペースのなか先行したことや、長期休暇明けが重なって、条件がかみ合わなかった。
体型的にも胴が詰まり気味なので、ハイペースでの先行競馬はスタミナを要するので、最後はスタミナ切れなら度外視できるでしょう。
今回は戸崎騎手も2度目なので、脚を溜める競馬をしてくるでしょうし、2022年のダービーではレコード決着でイクイノックスを負かしているように、溜めればGIでもやれる力はあるので、前走で見限ることはできません。
・ダノンベルーガ:軽視
昨年のJC(5着)は、直線で先頭に立つシーンを見せながらもラスト200Mで脚が鈍っている。
同年のダービー(4着)も同じで、最後まで伸びていたドウデュースやイクイノックスに比べて、ラスト1ハロンでの脚色は、2番手でレースしたアスクビクターモアと同じになっており、これまでのレースを見る限り2400Mは明らかに長い。
ましてや、パンサラッサやタイトルホルダーがハイペースで引っ張る流れになればスタミナも求められるだろうし、ここでは分が悪いか。
・スターズオンアース:押さえ
右前脚不安で天皇賞秋を回避。ただ、何事もなく翌週から乗り込まれ、2週後には南Wで好時計を出すなど、調整過程は至って順調。
オークスではスローペースを外差しで勝ち切っており、コース適性は高い。
また、休み明けの大阪杯では牡馬相手にハナ差の2着と、仕上がり早で久々のレースも問題ない。
4.能力・適性値・期待値順位
過去10年の勝ち馬の平均を「100」として算出しています。
(能力・適性値と期待値順位)
(算出項目)
〇過去のレース内容(馬場状態を鑑みたタイム分析、展開面・通った位置を鑑みたパフォーマンス、不利・掛かりの有無)
〇調教(当該週の馬場を鑑みた時計、過去との内容比較)
〇騎手(馬・コースとの相性、展開面における騎乗傾向)
〇調教師(コース・距離、レース、騎手など複合的な相性)
〇コース・距離適性
〇展開適性
〇馬場適性
〇調整過程(ローテーション、得意時期)
〇状態面(前走状態からの変化)
など
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