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◎ルージュエヴァイユ
3歳時から既に強かったが、当時はワンパンチ足りず重賞で結果が出なかった。その1つの要因として挙げられるのは、スタート後の二の脚の遅さだ。その影響もあり、4走前の愛知杯までの全てのレースで溜める競馬をさせられていた。だが、この馬はムチを入れたらすぐに反応して一瞬で脚の回転を上げられる馬ではない。キレるイメージが先行しているかもしれないが、この馬は実は持続力タイプ。徐々に回転を上げて図太い末脚を持続するのが魅力。馬体的にも背中と胴が長く、ハミを強めに噛んでいる馬。本当は上がりの掛かる競馬の方が良さが出るのではないかと思っている。実際、ラスト1Fが11.9秒以上掛かった時は、(2.1.0.0)とパーフェクト連対。東京ばかり走らせているが、中山や阪神の急坂コースでこその馬ではないのかと。そう考えると、東京専用機ではなく、実は得意ではないコースで何度も好走していたのではないかという仮説が成り立つ。
ただ、そういう意味では、今の京都の高速馬場は厄介だ。昨日は前日の雨と強い風の影響で、あまり時計は早くなかったが、今日はさすがに高速度が増すだろう。先行馬も少ないので、持続力勝負にはならない可能性が高い。この馬の本質的な適性を考えると、あまり良い材料とは思えないが、今回はおそらく先行するだろうと見てるので、位置取り的な優位差は担保できそう。
私が何故「同馬はおそらく先行するだろう」と思ったのかだが、4ヶ月の休み明けで挑んだ3走前のメイSを見てほしい。スタート後の行きっぷりが段違いなのだ。時間のある方は、休養前の全てのレースのスタートから数秒だけでも良いから見比べてほしい。まるで別馬かと思ってしまうほどに二の脚が速くなっている。当初はたまたまかとも思ったが、続くエプソムCでもこの二の脚は健在だった。前走の府中牝馬Sはスタート直後に他馬に寄られた影響で後方になったが、このおかげで同馬が楽に先行できる馬になっているということは、世間には知れ渡っていない。テン乗りの松山Jがそれを把握しているかは定かではないが、強気に先行してもらいたいところだ。
まだ勝ててはいないので、覚醒したとまでは言えないが、成長したのは間違いない。後方待機一辺倒だった4走前までの成績はあまり気にしなくて良いだろう。
その成長した姿を見せた3走前から振り返るが、メイSでは結果としては10着。ただ、道中は終始馬群の中で窮屈な競馬。最後の直線でも全く前が空かず、最後は他馬に寄られて狭くなり、1度も全力で追うことなくゴールしている。これは完全に度外視して良い。
2走前のエプソムCもスタートは抜群で、道中は2番手追走。前傾ラップでラスト1Fは12.0秒という、私が同馬の得意レンジだと思っているレースとなったが、後方で脚を溜めていたジャスティンカフェに最後は交わされてしまった。得意レンジだとは言ったが、前半3F34秒台のレースを前目で追走するのは初めてだったこと、展開的には差し馬に向いた流れだったことを考えると、差されても仕方ないと思える内容だった。
前走の府中牝馬Sは前述したように、スタート直後に他馬に寄られて後方の位置取りとなってしまったが、かなりのスローペースで終始外々を回る競馬。それでも上がり3F32.7秒の末脚を繰り出し、勝ち馬とハナ差の2着。内容的には同馬が圧倒的に強い競馬をしている。
最終追い切りでも美浦・坂路をスピード感ある走りで駆け上がり、自己ベストを1秒も更新する52.0秒-12.1秒を馬なりで叩き出しており、やはり著しい成長を遂げたと言わざるを得ない。父ジャスタウェイも4歳で覚醒し、その秋にとんでもない強さで天皇賞を圧勝している。父譲りの持続力と成長力で、同馬もGIで輝く時が来たのだ。
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