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秋華賞についてはコラムを書かせていただいております。詳しい内容は↓を見ていただければと思います。(アプリ限定無料)
https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&wid=CH153
ポイントまとめ
◎リバティアイランド
強さに関してはレースを一目見ればわかるし説明不要でしょう。同世代牝馬相手では普通に走れれば負けることはおそらくないはず。唯一怖いパターンというと、エンジンの掛かりが速いタイプではないので内で閉じ込められる場合。
枠は内目に入ったが、並び的にはスタートしてすぐ外から被される感じはなく、安全なポジションにもっていきやすそうなので特に問題にはならないのでは。
〇マスクトディーヴァ
新馬戦、1勝クラス共に全く底を見せない完勝で、前走ローズSでも中団追走から1頭違う手応えで4コーナー回ってきてあっという間に抜け出しての完勝。レコードは馬場が速かった分もあるのでおまけ程度だが、レース振りが明らかに能力が抜けている馬のそれ。
最後はブレイディヴェーグに詰められたように見えるが、添付したレース映像を見てもらえばわかるように残り200mのハロン棒を過ぎたあたりから耳を立ててピッチを落とし、残り100m辺りでは手前を替え明らかにソラを使っている挙動なので最後まで走り切っていればさらに時計を詰められた可能性は高い。
確かに外回りの方が良いタイプだろうが、もしリバティアイランドを負かすなら底を見せていないこの馬しかいないし、枠もリバティアイランドをマークしやすい非常にいいところを引けた。コラム執筆時には抜けた2番人気だと思っていたので推奨にしなかったが、この人気だったら素直に買いの一手。
【他馬見解】
ハーパー
ハーツクライ産駒で本質的には中距離タイプだが、クイーンC1着、桜花賞4着と地力の高さで好走。それでも前走オークスではリバティアイランドを真後ろでマークする形で120点の競馬だったが力の差を見せつけられた。
じりじりとしか伸びないし地味なタイプだが、レースセンスは高く大崩れしない。ただエンジンの掛かりは速いタイプではないので今回極端な内枠を引いたのは良くないイメージ。陣営もここを叩いてエリ女を見据えているような雰囲気を出しているし、あまり買いたくはないが三連系なら拾わざるを得ないか。
コナコースト
今年の牝馬クラシック戦線上位のメンバーでは比較的距離適性が短いタイプで、桜花賞は追走力の高さを活かして粘り込み2着とよく頑張った。オークスはスタートでピンボールになって後方となってしまい、内でロスなく溜め直線もじりじりと脚は使って7着と距離も向かなかったし見直せる内容。
今回先行勢が比較的手薄なので展開向きそうかなぁと思っていたが、抽選組の先行馬が大挙出走してきたのはマイナス。それと牝系的に速く仕上がるが成長力が足りないタイプで、近親馬の成績を見てもキャリアを重ねるごとに下がっていく傾向。デビュー以来馬体重が減少傾向なこの馬もその枠からは外れなさそうで。
コナコースト近親(3代内)のキャリア別成績(単勝40倍内)
30
ドゥーラ
マイルでは追走力不足で結果が出なかったが、オークスでタフさが求められると変身したように中長距離向きのタイプ。前走クイーンCは1800mで出たなりで先行できるくらいの行き脚を見せたが控えて中団追走し、コーナーで馬群の外を上がっていく競馬してロスしながらの勝ち切りで51キロとはいえ素直に強かった。とはいえ同じ51キロのトーセンローリエがコースロスの差はあるが0.4秒差に走れていること考えるとそこまで評価を上げるものでもないか。
今回は抽選組の先行馬が全て出られることになり結局ペースはそれなりに流れそう。枠はリバティアイランドをマークして抜け出しやすい位置を引けたので軽視はできない。
ヒップホップソウル
2走前オークスは120点の競馬をしたハーパーの真後ろで運んで115点の競馬。1.3秒差6着で能力は出し切っていると考えるべきだろう。前走紫苑Sはハイペースの前3頭を見る位置につけややペース速かったが、内をロスなく立ち回る競馬で粘り2着。勝ち馬に流れが向いたのは確かだがこの馬の力は出した。
今年の紫苑Sはこの馬が2番人気になっていたのを見ても正直メンバーが微妙だったので、この組はあまり評価したくない気持ち。人気薄でもあまり買う気はなかったので普通に切り。
モリアーナ
エピファネイア産駒らしく前向きな馬で、鞍上がコントロールするのが難しいので横山典弘Jに乗り替わったのはこの馬にとって非常に大きかった。前走紫苑Sは後方の内で溜め、直線は馬群を縫って追い込んで差し切りとまさにマジックだった。
前述したが紫苑Sはメンバーレベルも低いのであまり評価しておらず、展開が向いたこと考えれば尚更評価はしにくい。使える脚が短いタイプで、前走で完全にそれを分かっている騎乗をしてきたので再びインに潜り込んでするすると抜け出す競馬ができればチャンスはある。
ドゥアイズ
2走前桜花賞はポジション主張せずに中団後ろの内追走から5着。マイルだと位置取りが下がってしまう様に本質的に距離が短いので十分頑張っていた。前走オークスはレース前から入れ込んで出遅れて最後方から9着。ただパトロールビデオを見るとゴール後も元気に走って上位入線馬に追い付いており力を出していないのは明らかで度外視可能。
上がりの速い競馬だとトップスピード負けするタイプなので、内回りでペースも流れやすい今回スピードが分散される流れは良いだろう。オークスで結果を残したハーパーやドゥーラとは常に接戦を演じてきた間柄で、能力的に大きく差があるということはあり得ないしたった一度の敗戦で人気に差がつくのは違和感がある。鞍上強化も非常に心強く、ここで穴をあけても不思議ない。
ラヴェル
オークスの内容は高く評価していて、3歳牝馬にとってはかなりタフな2400mの条件で前半1000m60秒フラットとハイペース。それを先行して僅差の4着に残ったこの馬は勝ち馬の次に強い内容だった。近10年オークスで先行して3着以内だった馬はルージュバック・ソウルスターリング・リリーノーブル・カレンブーケドール・ウインマリリン・ウインマイティー・スタニングローズと錚々たるメンバーで、能力はG1級。
問題は気性難が災いしそれを出し切れないことで、ずっとゲート難には悩まされているし、距離短縮の前走ローズSでも折り合えずに大敗。
今回は矢作厩舎の叩き2戦目でその点はプラスだが、距離延長ローテで折り合えるのかはかなり疑問。能力は間違いないだけに人気を落とす今回期待値的には買うべきタイミングだと思うが、ピンパー感が強すぎるので押さえまで。
グランベルナデット
2走前の忘れな草賞はレベルの高い走りで、同日3勝クラスでその後七夕賞を勝つセイウンハーデスが勝っているが、0.3秒遅いだけの走破で上がり考えればさらに差はなく、セイウンハーデスが外を回していたことを考慮してもやや劣るくらいの内容。ただ前走紫苑Sは1コーナー外4で入ってその後も終始外を回ってロス大きかったとはいえ、それにしても負けすぎなので休み明けで仕上がってなかったのかもしれない。
当初は先行馬が少なそうなメンバーなので恵まれる可能性もあると思ったが、回避が出た影響で抽選組の先行勢が全て出走できるようになったので展開的にも向かなさそう。ポテンシャル的には足りておかしくないが…。
マラキナイア
前走ローズは展開も向いて最後3着に滑り込み。レース後のコメントが『返し馬で成長を感じ3着にこれると思いました。その通りいい内容で走れました』とのことで川田J的にも力を出し切ったという感触だろう。
速い脚がないタイプで内回り替わりはプラスも相手強化でさすがに足りないか。
ピピオラ
前走は翌日未勝利戦と0.1秒差の走破でペースもほぼ同じとレベルが低い。消し。
コンクシェル
前走ローズSは揉まれる競馬で力出せず。揉まれ弱いタイプで現状逃げた時はしっかり勝利しているが、それ以外の時は1勝クラスでも勝ち切れていない。逃げればワンチャンスはあるもかなり薄い目。
ソレイユヴィータ
前走紫苑Sはかなりハイペースで度外視。ただそれまでのレースも先行力を活かしての好走で能力的に通用するとは思えず。
フェステスバント
前走は外から来た2頭を行かせてその後ろに控える競馬して直線抜け出し好騎乗。さすがに足りない。
エミュー
前走紫苑Sは展開向いたにもかかわらず見どころなく敗戦。雨予報は向くと思うが多少の雨では…。
キタウイング
重賞2勝だが両レースとも低レベル。中距離馬で舞台は良いと思うしちょっと人気なさすぎ感はあるが、来る可能性はかなり低そう。
ミシシッピテソーロ
前走紫苑Sは中団の馬群でロス抑えて進められ直線もスムーズに外に出せたが伸びきれず5着。立ち回りは良かったと思うので2000mは少し長いかも。
2勝クラス勝ちはジュンブロッサムを抑えているし弱い馬とは思わないが、引き続き2000mで。
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