昨年の同レースのワンツー、アロゲートとガンランナーというこの路線の最強馬が引退。この二頭と鎬を削ってきたウエストコーストがおそらく一番人気で、それに続くのが芝路線の王者・タリスマニックだろう。
ウエストコーストは、海外遠征が初めてだとはいうものの、安定した成績と、これまで戦ってきた相手関係を考えても、まずは軸として固いだろうと考える。
一方、実績は1,2を争う昨年のBCターフ優勝馬・タリスマニックの取捨が難しいのだが、結論としては「捨」を選択したい。
メイダンのダート2000mでドバイワールドカップが行われるようになってから、3着以内に入った馬の調教国を見てみると、アメリカ:8、南アフリカ:1と、ほぼアメリカの独壇場。
2015年には前年のジャパンカップを勝ったエピファネイアが初ダートで挑戦も最下位。翌2016年には、同年のムーランドロンシャン賞を勝つヴァダモスが、今回のタリスマニックと同じく、地元フランスのオールウェザー戦をステップに乗り込み、結果は11着と振るわなかった。
2014年までのオールウェザーであればともかく、ダートに戻ってからは、やはりアメリカ、UAE、南アフリカの馬を買うのが定石だと言えよう。
ということで、ウエストコーストを軸に、ペガサスワールドカップ3着のガンナヴェラ、前哨戦のアルマクトゥームチャレンジR3を勝ったノースアメリカ、同2着のサンダースノー、昨年のドバイワールドカップ4着のムブタヒージまでが上位争いと見る。
公開日時:2018/03/30 11:12