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【展開】
ミドルペース
逃げ:15,17
先行:3,5,10,12,14
差し:2,4,6,7,9,13
追込:1,8,11,16
【見解】
1.馬場傾向
2021-2022年は、京都競馬場改修工事に伴う開催スケジュールの変更により、6月1,2週目に中京開催が組み込まれていたため、宝塚記念は阪神開催2週目(Bコース)での開催でしたが、今年は、2020年までと同様の阪神開催4週目(Bコース)で開催されます。
2021-2022年の宝塚記念は、直線内の馬場状態が良かったためロスなく内を通った馬が好走していましたが、2020年以前の宝塚記念では、開幕4週目開催で内の馬場が傷んでいたことから直線外を通った馬が好走していました。
(直近10年の宝塚記念好走馬の位置取り&進路)
開催週
また、直近10年の宝塚記念では、メンバー中上がり最速だった馬が[6-5-0-0](連対率100%)と決め手の高い馬が好走している傾向もあり、(先週の阪神芝のレースでも既に内の馬場が荒れ始め直線外が伸びていた)馬場傾向と併せて考慮すると、宝塚記念当日は外差し有利になる可能性が高いと見ています。
2.コース解説
宝塚記念は、阪神内回りコース(阪神芝2200M)を使用。
外回りコースの4コーナー過ぎからのスタートで、スタートから最初のコーナーまでは約525Mと長く、最初の300Mは下り坂であることから前半はペースが流れやすいのが特徴。
その後は一旦ペースが緩みますが、向正面からラスト100Mまで下り坂が続き、直線距離も約357Mと短いことからも、3コーナー過ぎから早めに仕掛けてくる馬が多く、末脚の持続力勝負になりやすいコースとなります。
3.過去の傾向
(1)持続力ラップへの対応が鍵!
元々阪神内回りのコースは、瞬発力より末脚の持続力が求められるコースですが、GIである宝塚記念やエリザベス女王杯(阪神開催時)では、前半からペースが流れる上に、4F以降は徐々にペースアップするため、ラスト3Fは上がりが掛かり、タフな競馬になりやすい傾向があります。
スローペースで瞬発力勝負となったジャパンカップ(2022)や天皇賞春(2023)の結果よりは、タフな競馬となった有馬記念(2022)やエリザベス女王杯(2022)の結果が直結してくるのではないかと見ています。
(直近10年の宝塚記念の平均ラップと過去のレースラップの比較)
(2)馬券の鍵は牝馬にあり!
(直近10年の宝塚記念の性別成績)
「暖かい時期は牝馬が強い!」とも言われていますが、現に、4-9月、10-3月に行われる牡牝混合GI(芝)での牝馬の成績を見ても、4-9月の暖かい時期に牝馬の好走率が高いことが分かります。
(牡牝混合GI(月別)における牝馬の成績)
※直近10年
また、距離(路線)別の牡牝混合GI(芝)を見ると、牝馬は中距離路線の層が厚く、中距離路線での好走率が極めて高いことが分かります。
(牡牝混合GI(距離別)における牝馬の成績)
これらの傾向を鑑みると、6月の中距離GIである宝塚記念では、牝馬の期待値が極めて高いと言えます。
4.推奨穴馬
・スルーセブンシーズ
非根幹距離の2200M戦は、一昔前ではマンハッタンカフェやステイゴールド産駒が得意としていましたが、スルーセブンシーズの父ドリームジャーニーはステイゴールド産駒で、この宝塚記念を勝っており非根幹距離の2200Mを得意としていました。
スルーセブンシーズ自身も持続した脚が持ち味で、前走の中山牝馬Sは3コーナー過ぎから早めに動いていっての快勝で、まさに宝塚記念向きの馬と言えます。
また、今年の中山牝馬Sは、中山記念と1000M通過タイムや馬場バイアスもほとんど同等ながら、中山記念の勝ち時計(ヒシイグアス)を0.6秒も上回っており、牝馬限定の重賞ながらかなりのハイレベルだったと言えます。
(中山芝1800M開催の重賞比較)
その比較した中山記念の勝ち馬ヒシイグアスですが、今年の宝塚記念には出走しないものの、昨年の宝塚記念で2着に好走した実力馬で、スルーセブンシーズも十分GIでもやれるだけの裏付けとなります。
スルーセブンシーズ自身、元々脚元不安がありましたが昨秋を休養に充てたことで、以前より馬がしっかりしてきた印象を受けます。
今回は早めに栗東に入厩させ、課題であった長距離輸送もクリア。
直前の動きもかなり良く映ったので、配当面からも期待したい1頭です。
・カラテ
前走の鳴尾記念(9着)は、直線内で進路がなく完全に度外視できる1戦でした。
2走前の新潟大賞典は、不良の時計が掛かる馬場でしたが、馬場の荒れた内からセイウンハーデスを差し切っており、着差以上の完勝。
また、この時はトップハンデの斤量59kgを背負っての勝利で、重馬場適性の高さはかなりのものと認識させられました。
今の力の要る阪神の馬場、そして末脚の持続力勝負はこの馬に合っており、このオッズなら押さえておきたい1頭です。
5.軸馬
・イクイノックス
瞬発力もありますがスタミナも兼ね備えており、持続力勝負となった有馬記念を勝っていることからも、阪神内回りでも問題なくこなしてくる可能性が高いでしょうし、ここでは死角が見当たりません。
唯一の不安を挙げるとすれば海外帰りという点ですが、追い切りの動きを見れば有馬記念時と変わりなく、ここでは軸で信頼したいと思います。
6.人気馬の取捨
・1人気イクイノックス:買い
上記記載
・2人気ジャスティンパレス:押さえ(人気より評価下)
この馬の直近5走のレースラップが以下のグラフとなりますが、勝ったレースはいずれも終い11秒台のラップが続く瞬発力勝負。
スタミナ勝負となった菊花賞も、勝ち馬と0.1秒差とそれなりに見せ場は作っており持続力勝負でも格好はつけられそうですが、瞬発力タイプのディープインパクト産駒だけに、宝塚記念はベストの舞台とは言い難いのが現状です。
また、イクイノックスとの直接対決を見ても、今回不向きの条件で逆転できるとは思えず、2人気なら買い要素は薄く、押さえまでが妥当かと思います。
(イクイノックスとジャスティンパレスの直接対決)
・3人気ジェラルディーナ:押さえ
前走のQE2世Cは、シャティンの高速馬場が合わなかったことや、普段と違う環境に慣れずレース前に入れ込んでいたことなど、複合的な要素が絡み合っての6着。
2走前の大阪杯は、前でレースした4頭のうち3頭が4着以内に残る前有利のレースで、この馬は後方から10番手以降でレースし、直線は内で詰まってしまい、度外視できるレースでした。
これらを鑑みると、国内のレースでは堅実な脚を見せていますし、特に、有馬記念では今回のメンバーならイクイノックスに次ぐ3着、昨年のエリザベス女王杯は完勝と、持続力勝負となったレースではしっかり結果を出しています。
コース適性の高さからも、巻き返してくる可能性は高いと見ます。
7.能力・適性値、(オッズを鑑みた)期待値
毎週のレース分析を行い競争馬のパフォーマンスを定量化していますが、JRAの重賞では各馬の以下の基準項目から「能力・適性値」を算出し、過去10年の勝ち馬の平均を「100」として算出しています。
その「能力・適性値」から、想定オッズを換算し、「期待値順位」を算出しています。
※人気は前日オッズを参考にしています。
総評:1強!2番手以下混戦で穴馬にもチャンスあり!
(能力・適性値と期待値順位)
(基準項目)
〇過去のレース内容(馬場状態を鑑みたタイム分析、展開面・通った位置を鑑みたパフォーマンス、不利・掛かりの有無)
〇調教(当該週の馬場を鑑みた時計、過去との内容比較)
〇騎手(馬・コースとの相性、展開面における騎乗傾向)
〇調教師(コース・距離、レース、騎手など複合的な相性)
〇コース・距離適性
〇展開適性
〇馬場適性
〇馬体適性
〇調整過程(ローテーション、得意時期)
〇状態面(前走状態からの変化)
など
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