リズ・プライスの予想

4R
凱旋門賞 GI
10月2日(日) 23:05 パリロンシャン 芝2400m
予想印
14アルピニスタ(2人気)
20ルクセンブルク(4人気)
15ヴァデニ(7人気)
2トルカータータッソ(6人気)
3マレオーストラリス(17人気)
11タイトルホルダー(1人気)

【ご注意】予想の転載はお控えください

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連ボックス
11141520
6通り 各1,200円 払い戻し14-15:1,200円x19.6倍=23,520円
馬連ボックス
2314
3通り 各900円
合計 9,900円
払い戻し・収支
払い戻し金額 23,520円
収支 +13,620円
レース結果
着順 馬番 馬名 人気
1 14 アルピニスタ 2人気
2 15 ヴァデニ 7人気
3 2 トルカータータッソ 6人気
4 6 アルハキーム 11人気
5 13 グランドグローリー 16人気
6 18 ウエストオーバー 8人気
7 20 ルクセンブルク 4人気
8 7 ブルーム 20人気
9 5 アレンカー 19人気
10 17 オネスト 5人気
11 11 タイトルホルダー 1人気
12 10 メンドシーノ 9人気
13 1 ミシュリフ 13人気
14 8 ステイフーリッシュ 12人気
15 3 マレオーストラリス 17人気
16 4 シリウェイ 15人気
17 12 バブルギフト 14人気
18 6 ディープボンド 10人気
19 19 ドウデュース 3人気
20 9 モスターダフ 18人気

払戻金

単勝 14 
580円 2人気
複勝 14
15
2
190円
280円
240円
1人気6人気3人気
馬連
  • 14
  • 15

1,960円 5人気
ワイド
  • 14
  • 15

  • 2
  • 14

  • 2
  • 15

750円
610円
1,080円
4人気2人気10人気
馬単
  • 14
  • 15

3,660円 7人気
3連複
  • 2
  • 14
  • 15
4,250円 6人気
3連単
  • 14
  • 15
  • 2
18,400円 15人気

※結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

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見解

すべての条件を満たしている

「日本馬による凱旋門賞勝利の年になるかもしれない」。タイトルホルダーが春の天皇賞(G1)を7馬身差で制し、ドウデュースは日本ダービーで素晴らしい脚さばきで勝利を収めその野心を明確にし、春の競馬が終わった頃にはそう考えていた。しかし、凱旋門賞の展望はシーズンを通して常に変化し、現在ブックメーカーではタイトルホルダーは4番人気となっているが、重馬場になっとたきの能力に懸念がある。一般的な意見だが、日本馬はパリロンシャンでの凱旋門賞で苦戦すると言われており、ニエル賞のドウデュースは4着と振るわなかったが、それはこの意見を裏付けるものであった。武豊騎手がドウデュースに厳しくせず、馬場に慣れさせたかっただけだ、と言う向きもあるが、事実、ドゥデュースは母国で見せたあの脚さばきを再現できず、自信を失ってしまったのだ。

 今年の出走馬で最年長である7歳のステイフーリッシュは、年明けのリヤドやドバイでは長めの距離で印象的な走りを見せたが、母国ではタイトルホルダーに敵わない。とはいえ、今回の日本馬の中では重馬場をこなせる可能性が最も高く、そのスタミナが活きるかもしれない。ディープボンドはパリに戻ってくるが、ステイフーリッシュと同じように、2度タイトルホルダーの後塵を拝しており、それが今回覆る理由はないだろう。

 ヨーロッパ勢に話を移すと、エイダン・オブライエン厩舎のルクセンブルグが1番人気だが、この3歳馬を大本命馬だと捉えている人は少ないだろう。このキャメロットの息子は英ダービーで1番人気に支持されていたが、英2000ギニーで3着した後、負傷で出走できなかった。その復帰戦は喜ばしい結果で、続く愛チャンピオンズS(G1)での勝利は、彼が再び調子を取り戻したことを証明するものだった。この日、彼はフランス調教馬でG1・パリ大賞を制したオネストと激しい争いを繰り広げた。直線ではいつも良い脚を使うが、しかしオネストは長い距離の方が合っている馬だし、アイルランドでの疲労が残ってはいないか、というのが不安材料に思える。

 一方、ヴァデニはアイルランドではラチ沿いで窮屈になってからあまり厳しいレースはしていない。この仏ダービーとエクリプスSの勝ち馬は電撃参戦となり、ここでは2400mの距離で実力を証明しなければならないが、乾いた馬場が続けば本命視されることは間違いないだろう。ただ、3歳馬が最後に凱旋門賞を制したのは5年前で、そのときの勝ち馬、あの忘れえぬエネイブルは、パリロンシャンでの勝利の前に、英オークスとキングジョージ&クイーンエリザベスSを制して周囲を圧倒していた。今年、斤量差もあり有力と思われていた3歳牝馬は、ほとんどいなくなってしまった。

 アンドレ・ファーブル厩舎の5歳馬マレオーストラリスは、数年前のヴァルトガイストのように、ここでサプライズを起こす可能性は十分にある。この馬は過去に何度か勝利しているが、サンクルー大賞ではアルピニスタの7着という残念な結果になっている。脚が弱く、この凱旋門賞の前哨戦ではギャロップ程度しか行われなかったが、好調を維持しているし、間違いなく重馬場もこなせるだろう。

 サー・マーク・プレスコット調教師のアルピニスタは、すでに素晴らしい成績を残しており、凱旋門賞でもチャンスは大いにあるはずだ。フランケルの娘である彼女は、3つの国のG1レースを5連勝し、その全てが2400m以上である。前走のヨークシャーオークスでは、英オークス馬のチューズデーを破っている。馬体があまり大きくないので、強い印象はないかもしれないが、すべての条件を満たしていることは確かである。実際、彼女は同じようなプロフィールで凱旋門賞に出走した昨年のタルナワを思い出させる。結局、重馬場の影響は大きく、タルナワはドイツのトルカータータッソの後塵を拝さなければならなかった。重馬場はアルピニスタの妨げにはならないだろうが、極端な状態となった場合は考えたほうがいいかもしれない。

 トルカータータッソが重馬場を苦にしないのは周知の事実。しかし、マルセル・ヴァイスが調教したこのアドラーフルークの息子には、今年メンドシーノに騎乗するルネ・ピーヒュレクではなく、フランキー・デットーリが騎乗する予定である。凱旋門賞で6勝の記録を持つこのイタリア人ジョッキーが、ドイツ馬の理想的なパートナーであるという見方もできるだろう。しかし、バーデン大賞では、トルカータータッソは相手よりもジョッキーと戦っているように見えた。スローペースのレースでメンドシーノに負けたことはあまり気にする必要はないが、フランキー・デットーリとのコンビには疑問が残る。

 今年の凱旋門賞は20頭立てで行われる可能性があり、もし凱旋門賞が良馬場なら、アルピニスタ、ルクセンブルク、ヴァデニ、タイトルホルダーの4頭が私の選ぶ候補になるだろう。もし凱旋門賞の日に馬場が非常に軟らかくなったら、アルピニスタ、トルカータータッソ、マレオーストラリスというチョイスで考えている。

公開日時:2022/10/01 14:15

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