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中京11R 神戸新聞杯

今年の神戸新聞杯も中京芝2200mで行われます。

中京芝2200mはJRA全場の中でもとにかく差し馬が有利なコースです。

これは
・最初のコーナーまでの距離が長い
・最後の直線も長い
という２点から、序盤での先行争いが激しくなるため、おもに逃げ、先行馬が不利になるからです。

実際に前走の脚質別の成績を見ても、前走で後方にいた馬ほど回収率が高くなっています。

（近5年、中京芝2200m、単40倍以下）
前走脚質　複勝回収値
　逃げ　　68%
　先行　　76%
　中団　　79%
　後方　　94%

以上のことからも、中京芝2200mの狙いは前走差し損ね組になります。


【買いたい馬】
ヤマニンゼスト
鞍上が鷲頭くん想定だったので弱気だったが、武豊騎手に乗り替わるなら迷わず本命。近３走の内容はかなり強い。
前走は大外分回しで一頭だけ2100m走ってるの？という内容で６着。同日に行われた９Rが芝1800m＆サンストックトンがぶっちぎった内容で61.7-60.3の内容。対してヤマニンゼストが出走した10Rは2000mで61.9-60.5と同等以上のラップで、かなり後方から６着まで追いあげている。
勝ったドゥラドーレスとは1000m通過次点で５馬身差で、最終的に外を回して0.7秒差であれば後半1000mはドゥラドーレスと同等かそれ以上。それが減量なしの鷲頭騎手であれば、少なくとも２勝クラスはすぐに勝ち上がる能力を見せている。
さらに２走前は開幕週の札幌でかなり外目を回す競馬。３走前は詰まりながらの勝利とこちらも着差以上の完勝である。
今回は武豊騎手に乗り替わるが、さすがに鷲頭君よりは鞍上強化になる。さらに菊への権利が必要となれば豊騎手お得意の着狙いの一発騎乗（後方からのんびり）をしてきそうで、展開次第で通用する可能性は十分ある。


ジャスティンパレス
ホープフルSは展開負けの内容で、皐月賞はミルコらしい出遅れをしての敗戦。ダービーは力負けの形だが、精神的にも幼いとの評が影響したのか−10kgと万全ではなかった。アイアンバローズの下という戦績からもやや奥手な印象で、休養明けの秋は成長分も見込める。今回上位人気の馬たちとも春の時点では大きな差ではなかったし、人気が落ちる分ここでは妙味あり。