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阪神11Ｒ
Ｂ　タガノディアマンテ（単14.7〜25.6倍想定）
ダブルバイアス（展開バイアス＆特性バイアス）
この馬には2つの特徴がある。まず1つは時期によって成績差があること。11〜2月は（2-2-1-3/8）で複勝率62.5％あるのに対し、その他時期では（0-0-0-7/7）でオール馬券圏外。寒い時期が得意な冬馬だ。次に2つめは、通過順位によって成績差があること。4角1桁通過（4角9番手以内）の際は（2-2-1-4/9）で複勝率55.5％あるのに対し、4角2桁通過（4角10番手以下）では（0-0-0-6/6）でオール馬券圏外。直線での後方一気にかけても、なかなか届かないキャラだと言える。そしてこの2つの特徴を組み合わせた”11〜2月＆4角1桁通過○＋”という特性バイアスでは5戦オール馬券圏内の好成績。しかもこの中には重賞での8人2着や6人2着、更には古馬オープン特別での0.6差圧勝も含まれている。逆にこの2つの条件をどちらか1つでも満たしていないレースでは10戦オール馬券圏外という結果で、特性バイアスとは綺麗な対の条件になっている。2月に出走する今回は、1週前に栗東坂路で自己ベストを大幅に更新。やはりこの時期は調子が良さそう。位置取りに関しても、今回は13頭立ての少頭数レースだし、しかも前々で運びたい馬が少ないメンバー構成、更には最初の直線が長くてテンの遅い馬でも位置を取りに行きやすい阪神2200m。これなら4角1桁通過を見込めると思うし、何なら3走前のように前々で運ぶチャンスも。

Ｃ＋　アフリカンゴールド（単41.5〜45.2倍想定）
ダブルバイアス（展開バイアス＆特性バイアス）
前走は5着だったものの、その内容は高評価できるもの。というのもこのレースで全角4番手以内を進めた馬は、アフリカンゴールド12人5着、モズナガレボシ8人9着、ショウナンバルディ7人12着、フライライクバード2人15着、トップウイナー16人16着の結果。アフリカンゴールド以外は、”人気を上回る事ができない着順＆掲示板外”となる中、アフリカンゴールドだけは”人気を上回る着順＆掲示板内”だった。馬券を外したとはいえ、これならば高評価して良いはず。激走した中日新聞杯は展開が向いたとは言え、あの激走はただのフロックでもなかったと言えるのでは。全角２番手以内を通過したレースでは4戦オール連対の馬で、積極的に前々で運んだ方が良いタイプだろう。今回はとにかく前々で運びたい馬が少ないメンバー構成だけに積極的な競馬をできそうだし、かつ展開利も見込めそう。手の内が合っている鞍上も、近走に引き続き積極的な競馬をしたいとコラムにて示唆している。ただし渋馬場での馬券圏内実績が無いため、雨予報は不安要素。できれば雨は降らないで欲しい。

Ｃ　ディアマンミノル（単35.2〜41.8倍想定）
シングルバイアス（展開バイアス）
逃げ先行馬がとにかく少ないメンバー構成。単行本にも記述したとおり、こういう展開で思い切った先行策を打ちがちなのが、横山典弘という騎手である。ましてや、最初の直線が長いために行く気があれば先行しやすい阪神2200mで、しかも出負けをリカバリーしやすい大外枠を引いた。前々で運ぶ可能性はそれなりにあると思うのは私だけだろうか。この馬は京都大賞典やアルゼンチン共和国杯などを見ても分かるとおり、重賞で後方から良い脚を使うもあと一歩届かないキャラに甘んじているが、もし先行して多大な展開利を受けながら、かつ持ち味の長く良い脚を全て出し切ることが出来たら、勝ち負けまであっても不思議ではないイメージが沸く。