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下級条件の中山芝2000m戦。この時期の１勝クラスにいるキャリア７、８戦以上の古馬はほぼ瞬発力に欠ける馬で（瞬発力のある馬はとっくに勝ち上がっている）、この条件の馬券の中心は３歳馬かキャリアの浅い古馬が基本。
ただしこのレースは重馬場の可能性が高いうえに、瞬発力不足をカバーするために早めに前に取り付きたい馬が多く、レース後半はかなりタフな流れが想定される。全馬とも脚が上がりながらゴールするような消耗戦となる可能性も視野に入れておきたい。

となると、期待したいのはマイネルデステリョ。父はダービー馬エイシンフラッシュだが、産駒はハイペースや重馬場で良績を挙げるタイプが多く、このあたりはキングズベストの血の影響だろう。
マイネルデステリョ自身、速い上がりを使えないのがネックで善戦しても掲示板近辺という走りが続いているが、消耗戦で、時計、上がりの速さが求められないこの条件は巻き返しのチャンス。

相手には時計のかかる馬場に強いナリノモンターニュ、力のいる馬場が大得意のロベルト系を父系、母系の両方に持つレッドアウレアを中心に選んでいきたい。