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4月6日 阪神11R 阪神牝馬S(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ヴィクトリアマイルの前哨戦で、16年から1600mに変更された。阪神芝1600mは牝馬クラシックに向けた重要レースがたびたび行われる条件。桜花賞に対するチューリップ賞がそうであるように、好メンバーが集まる前哨戦として定着しつつある。

1.先行力が求められる

 前哨戦らしいスローペースになり、前残りの競馬になることが多いレース。条件変更以降の8回で、4角3番手以内だった馬は[4-4-1-18]で複勝率33.3%なのに対し、4角5番手以下の馬は[4-4-5-60]で複勝率17.8%。少頭数の今年もこの傾向が強そうだ。

2.近年は凡走からの巻き返しが多い

 以前は前走1着馬が強いという傾向があったが、近年は前走敗れた馬の激走もみられる。昨年は前走オープンで2桁着順だったサウンドビバーチェが勝ち、京都牝馬Sで15着だったサブライムアンセムが2着。一昨年も前走オープンで2桁着順だったメイショウミモザが勝利し、愛知杯で11着だったアンドヴァラナウトが2着。その他にも、20年は有馬記念で15着だったスカーレットカラーが2着。19年は前走中山牝馬Sで14着だったミッキーチャームが4番人気で1着に好走した。

3.穴は距離延長組

 過去8回で、前走から距離短縮となる馬は[3-5-3-28]で複勝率28.2%なのに対し、距離延長となる馬は[3-2-2-23]で複勝率23.3%。好走率で見れば距離短縮組に分がある。しかし、複勝回収率に関しては、距離短縮組が92%なのに対し、距離延長組は207%と後者が断然だ。一昨年9番人気1着のメイショウミモザをはじめ、20年11番人気で3着のディメンシオン、19年12番人気で2着のアマルフィコーストなど距離延長組は変わり身もしばしば。

 モズゴールドバレルは前走が休み明けの京都牝馬Sで8着。今回は距離延長になるが、むしろマイルが得意な馬。歓迎材料だろう。ここは先行馬が他におらず、この馬の単騎逃げも十分。逃げ切りを期待したい。

 マスクトディーヴァは前走が伸び切れなかったが、マイルの流れにも慣れが見込め、ここなら能力的に巻き返しは必至。阪神コースに替わるのもプラス材料だろう。

 その他、休み明けの東京新聞杯9着から巻き返しを期すウンブライル、ここならポジションをとって上位争いに持ち込めそうなドゥアイズ、一気にメンバーが楽になるライラック、距離延長でここに臨むテンハッピーローズあたりも好走圏内。

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