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3月2日 阪神11R チューリップ賞(G2)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 3着までに桜花賞の優先出走権が与えられるトライアル。春らしいレース名が季節の移り変わりを感じさせる。本番と同じ舞台で行われるだけあって重要性は高く、過去10回の桜花賞で3着以内になった30頭中、9頭は前走チューリップ賞組だった。

1.阪神JF組強し

 過去10回で、前走が阪神JFだった馬は[8-1-5-11]で複勝率56.0%と圧倒的。5着以内だった馬に限定すると[8-1-5-5]で複勝率73.7%にも上る。ワンツーは少ないので紐穴狙いは面白いが、完全な逆張りは分が悪い。

2.キレ味が要求される

 22年はナミュールが33秒9の上がりで差し切り勝ちを収め、20年の勝ち馬マルターズディオサも上がり3ハロンは33秒9をマーク。19年も上がり34秒0以下の馬が上位を独占し、18年はラッキーライラックが上がり33秒3で勝利した。道悪で行われた年、昨年のモズメイメイの逃げ切り(それでも上がりは34.1秒)を除けば、近年は34秒0を切る上がりが要求される傾向。

3.前走の4角位置に注目

 過去10回、前走で4角先頭の競馬をしていた馬は[1-0-1-7]。3着以内に入ったのは、昨年のモズメイメイと20年3着のレシステンシアだけだ。また、4角2-5番手も[2-3-4-53]で複勝率14.5%にとどまる。対して、前走で4角7番手以下だった馬は[8-6-5-40]で複勝率32.2%、前走10番手以下に絞っても[4-3-4-15]で複勝率42.3%。

 ガルサブランカはイクイノックスの半妹で、初戦を上がり3F32.8秒で勝ち、2戦目を33.2秒の上がりを使って2着している。どちらも好位からそれだけの脚を使っていて、多頭数でペースが流れればさらに切れが生きてきそうだ。

 スティールブルーの前走は直線で加速しようとした時に前が壁になり、加速したころにはレースは決着していた。広いコースの方が向くタイプで、阪神の外回りコースは歓迎材料。ここは巻き返しの一手。

 タガノエルピーダは前走が牡馬相手の朝日杯FSで3着。ここに入ると実績上位と言えるだろう。好位から運べるが、初戦で上がり3F33.5秒を京都の内回りで繰り出していて、切れ勝負になっても引けを取らない。ここも好走が可能。

 その他、切れ味勝負を得意としそうなヒヒーン、2戦2勝のミラビリスマジック、前走の内容が良かったスウィープフィートあたりも好走の圏内。

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